文化祭などのイベントや部活のメンバー・趣味仲間などとオリジナルTシャツを製作することが一般的になりつつありますが、作るにあたって一番大変なのがデザインを考えることですよね。みんなで考え、意見を出し合いやっと完成したTシャツを、「ダサい」「センスない」と思われるのだけは避けたいものです。そこで、一般的に「ダサい」と思われるTシャツの特徴をいくつかご紹介します。
文字や写真が大きすぎる
大きなプリントは、「主張が強すぎ」「年齢の若い方向け」と言った意見が見られます。Tシャツギリギリまで拡大したデザインを見ると、大人の余裕が感じられず、子供っぽい・ダサいという印象を与えてしまいます。個性を出すことも大切ですが、やりすぎには注意が必要です。Tシャツ自体がカジュアルなアイテムのため、デザインを間違えると一気に野暮ったく見えてしまうのです。
また、柄が大きすぎると着こなしの幅が狭まります。例えば、タックインをしたい場合にプリントの大きいTシャツを合わせると、柄が隠れる恐れがあり、コーディネートのバランスを取ることが難しくなります。羽織と合わせてくてもプリントが邪魔をしてまとまらないという可能性もあります。特に普段着として着用するのであれば、プリントの面積は小さめにすることを意識するとダサいTシャツを回避できます。
写真プリント
近年どのアパレルショップでもよく見かける様になった写真プリントのTシャツ。ショップで見かけるものはどれも素敵で真似したいと思う方も多いと思います。しかし、写真を素敵に撮影するのって難しくないですか?
ショップで販売されているものは、世界的に有名なアーティストがモデルになっていたり、人気カメラマンが撮影したものや海外の映画のワンシーン、海外の景色など、どれも絵になるものばかりです。そもそも「絵になる被写体」を見つけること自体が難しいですし、仮に見つけたとして、写真の構図やカメラの使い方をよくわかっていない私たちが撮影しても、やはりプロのような写真を撮影することは至難の技です。
筆者も写真のセンスが驚くほど無く、プロの方の作品を見ると自分との差に脱帽します。悲しいことですが、世に素敵な写真のプリントTシャツが出回っている以上、素人である私たちの写真をプリントしたTシャツは「ダサい」認定されてしまいがちなのです。「でもお気に入りの1枚をTシャツにプリントしたい!」という方はモノクロ写真にすることをお勧めします。写真センスが無さすぎてカメラアプリを頻繁に利用している筆者の体験談ではありますが、様々なフィルターを使用してみて最も汎用性があると感じているのがモノクロ加工です。どんな写真でもモノクロにするとダサさが和らぎます。
読める・意味がわかる
「読める」・「意味がわかる」プリントは正直ダサく見えてしまいます。なぜなら、その言葉や文章のインパクトが強すぎて他のアイテムに目がいかないからです。特に日本語のプリントはネイティブである私たちからすると悪い意味で目につきやすく、一瞬で何と書いてあるのか理解できてしまいます。
英語であっても「I am happy」など簡単な言葉では「私は幸せTシャツの人」という印象にしかなりません。自分ではカッコよく着こなしていると思っていても、他人が見るとプリントの意味に集中してしまい、Tシャツ以外にどんなアイテムを身につけているかを覚えてもらえません。影で「私は幸せTシャツの人」と呼ばれていたら切ないですよね。
一時期カタカナのプリントTシャツブームが到来し、アパレルショップでもよく販売されていました。デザインの多くが言葉としては意味をもたない、そのお店の名前(ブランド名)だったように見受けられますが、私は今まで着用している人を見かけたことがありません。100%カッコよくに着こなせる方でない限り、「●●Tシャツのダサい人」となってしまうのでご注意ください。
キャラクター
キャラクターがプリントされたTシャツは「オタクに見える」「大人が着るとイタイ」「子供っぽい」など、マイナスなイメージを持つ方が多く見られます。特に女性は年齢を重ねるにつれ着なくなる傾向が高まる一方で、男性は「お気に入りで気分が上がるなら良い」「周りの目を気にしない」という意見もチラホラあるようです。
オリジナルTシャツで自身が描いたイラストをプリントすること自体は問題ないのですが、TPOを考慮することが大切です。イラスト仲間と共有したり部屋着として着用したりと、趣味の範囲で着用することをお勧めします。異性との食事や大勢の人が集まる場ではダサいと思われる可能性が高いです。
ダサい・ダサくないの基準は人それぞれで、特に大勢で着るオリジナルTシャツを製作する際、満場一致でダサくないと思えるTシャツを作ることは難しいかもしれません。ですが今回ご紹介した特徴は世間一般的にダサいと感じる方が多いデザインとなっています。この条件に当てはまるもの全てがダサいというわけではないですが、初めてオリジナルTシャツを作る方や、作りたいけど自信のない方はこの記事を参考にしていただけると幸いです。
インファクトリーでは、今まで多くのオリジナルTシャツに携わってきたスタッフと相談しながら製作することができます。デザインに悩んでいる方や、作りたいけど上手くいくか不安でためらっている方も、ぜひ一度ご相談ください!