名入れアイテム
お店や地域、イベントなどで企業名を印刷したTシャツやエプロンなどを見かける機会も多いでしょう。同じ色で統一した格好をしているのを見るとそれだけで団結力が垣間見えて効果は抜群です。アーティストのコンサート会場やテーマパークのお土産でもイベントTシャツを見かけることが多く、そういった場所や企業などで見られる名入れのTシャツを専門に扱っている会社も多数存在します。
名入れグッズを扱っている会社によってもいろいろと特色があります。印刷できる物にも様々な種類があり、まずはそのアイテムを選びます。アイテムとはTシャツやポロシャツ、スエットやジャージー、エプロンやブルゾンなどの印刷できる物のことです。これに加えて半袖か長袖か、生地の厚みやメンズかレディースの選択はどうするかなども選べます。印刷の種類も豊富に存在します。
イベントTシャツの作り方
制作することが決まったら製作会社を選びます。会社によっても工程は違いますが、まず印刷するアイテムを選び見積もりを出します。次に印刷するデザインを決定し、印刷方法を選んで完成です。Tシャツを例にとるとやはりイベントTシャツが種類も用途も多くあります。色も多くチーム対抗などのイベントのときは自分のチームカラーが一目で分かりますし、文化祭や学園祭ではスタッフTシャツを作ることで作業の効率がアップします。企業名Tシャツを作ればそれ自体が企業の宣伝になり、着て歩くだけで効果は抜群です。
また、Tシャツは印刷できる面が大きく取れるので印刷の仕方もいろいろ選べます。イベントTシャツは思い出の品になるので人気が高く初めて製作するのに適している素材です。Tシャツは一枚で着ることもできますし、重ね着も可能なので用途が広いのがうれしい一枚になります。生地も種類が多く柔らかい着心地が人気のトライブレンドTシャツは人気の素材です。トライブレンドとはコットン、ポリエステル、レーヨンの3種類の糸をブレンドして作られた素材で、上質な肌触りと柔らかさが特長です。
スポーツのイベントに向いているポリエステルTシャツもおすすめです。ポリエステルは耐久性や吸湿性がよく、汗などもすぐに乾きやすいのが一番の特長です。保管も簡単なのでずっと残しておける一枚になります。定番中の定番である綿100%のヘビーウエートも生地が厚く丈夫で肌触りがよく、吸湿性にも優れ嫌な臭いや静電気も防止してくれます。Tシャツだけでもかなりの種類があるので使用用途や目的によって選ぶことが大切です。コストが高くても長く使用できる厚手の物を選ぶか、着心地がよく洗濯してもすぐに乾く速乾性の素材を選ぶかなど、選ぶ時点でも楽しみがあります。
さらに、印刷で使用できる文字も多岐にわたります。一般的に知られている明朝体やゴシック体はもちろんのこと、毛筆や草書体、落語などで見られる寄席文字など、こちらも迷うほど種類があります。書体一つで受ける印象が大きく左右されますので企業のイベントTシャツを作成するときは素材と同様に慎重に選ぶことが大切です。どうしても迷うときはイベントTシャツ制作の会社にデザインをお願いするのもいい方法です。業者の方はプロなのでイメージ通りの書体を選んでサンプルを作成してくれます。
印刷方法
デザインも決まり、印刷する素材が決まったら次に印刷方法を選びます。こちらも素材や用途によって使い分けが必要です。一番一般的なのがシルクスクリーン印刷です。版を用いて素材にインクを刷り込む方法です。シンプルな技法ですが、イベントTシャツなど枚数を一定以上刷る物に対してはコストが抑えられる上にきれいな仕上がりとなり、満足のいく物ができる印刷方法です。
転写プリントという技法もあります。この技法は生地に直接プリントするのではなく、一度別の物に印刷してそれを生地に転写する技法です。シルクスクリーンでは色ごとに版が必要ですが転写プリントではその必要がないので多色プリントしたいときに最適な技法です。
これに対してインクジェットプリントは生地に直接印刷する技法で、昔より機械の性能がよくなっています。現在では生地の色の違いで発色に若干の差が生じるものの多色刷もきれいな仕上がりになる方法です。
ユニフォームなどの背番号に最適な技法がカッティングシートです。シルクスクリーンやインクジェットなどでは多枚数を印刷するとどうしてもコストがかかりがちです。カッティングシートであればシートをプレス機にかけて圧着する技法なのでコストが抑えられます。
ただし、転写プリントやインクジェットプリントと違い多色印刷はできないので注意が必要です。最後に刺しゅうです。こちらは印刷とは違いデザインを糸で刺しゅうしていく方法です。よくスーツの裏地に名入れしてあったり、野球のグラブに名入れしてあったりする技法がそれです。印刷よりもコストは高めですが独特の凹凸感で高級なイメージを出すことができます。
印刷方法によって素材に向き不向きがあったり、枚数を多く刷ることでコストが下げられたりと様々です。イベントTシャツならば少ない枚数から印刷できる会社もありますので意外に制作するハードルは低く思い出の一枚や、役立つ一枚があなたの好みで作成できます。
Written by onogi