Tシャツといえば、半袖のごく普通のものをイメージする人が多いと思いますが、細かくみていくと実に多くの種類があるということはご存知でしたでしょうか。そもそもTシャツって呼ばれている理由知っていますか。Tシャツとは、襟のついていないシャツのことを指します。両腕を広げた時に「T」の形にみえることから、「Tシャツ」と呼ばれるようになりました。
Tシャツの起源は明確ではないようですが、アメリカ軍の兵士が着用した下着といわれています。もともとは男性用の下着用とされていましたが、1960年代後半ごろに自由を重んじるアメリカの若者を中心に、トップスとして着用されるようになり、第二次世界大戦後、様々な国でアメリカの若者を模倣して着用することが流行し始めました。ここ日本でもアメリカに憧れを持つ若者を中心として1970年代からそれを模倣するようになったのです。それではTシャツの種類をみていきましょう!
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首回りの種類
首回りひとつとっても、見た目に関わってきますので知っておくといいですよ。
クルーネック
一般的なTシャツに多い、首元のラインが丸首型のトップスのことを指します。船の乗組員が着用していたことから「クルー(乗船員)ネック」と呼ばれるようになったと言われています。
Uネック
クルーネックよりもネックラインの開きが深く、首元が少し開いているため、首が長く小顔に見え、すっきりした印象になります。
Vネック
Vネックはよく見かけますよね。こちらは首周りがV字型にカットされたTシャツのことです。Vネックは縦のラインが強調され、デコルテが綺麗に見せれたり、首長効果を期待できます。
ラウンドネック
Uネックよりも襟ぐりが深く、こちらは主に女性用として用いられることが多いタイプです。
タートルネック
こちらは皆さんご存知ですよね。首をおおっているようなタイプのものです。タートルネックはニットに多い襟の形となっています。
ヘンリーネック
ボタン付きのTシャツ。ポロシャツのイメージに近く、ポロシャツの襟がないタイプとなります。
袖の長さの種類
Tシャツといえば半袖や、ロンTと呼ばれる長袖が主流となっていますが、他にもありますよ!早速みていきましょう。
半袖Tシャツ
絶対定番ですね!いわゆる半袖Tシャツは、肘から少し上程度の袖丈のTシャツのことを指します。みなさんが必ずもっているアイテムですよね。
5分丈Tシャツ
袖の長さが肘にかかる程度の長さのTシャツのことを指します。
7分丈Tシャツ
手首と肘の中間ぐらいの長さがあるTシャツのタイプです。少し肌寒くなってきた時にぴったりなアイテム。
長袖シャツ(ロンT)
手首まで袖があるいわゆるロンTのことです。春や秋に着用することが多いタイプですね。ロンTは袖口にリブが付いたタイプの展開もありますね。
Tシャツの種類
レギュラーフィット
形は一般的なボックス型のシルエットで、身幅が広く、着丈が短いのが特徴とされています。前身頃と後身頃に縫い付けがあります。
タイトフィット
肩から脇の下回りが細めで、身幅が細く、着丈が短いものです。ジャストフィットなどの細めで着こなしをしたい場合にむいています。生地も伸縮性に富むものが多いのが特徴。
ラグラン
通常のTシャツは肩に袖部分が縫い付けられているのに対し、ラグランTシャツは首元とから袖を斜めに縫い付けてられているの特徴です。一般的なTシャツは全体が一色で統一されているタイプが多いのに対し、ラグランTシャツは胴体部分の布と、袖部分の布の生地の色が違うことが多いです。また、ラグランTシャツは半袖よりも7分丈タイプになっているものが多いです。
ドルマンスリーブ
袖ぐりが深くゆったりとしていて、袖に向かって細くなっていくタイプのものです。袖ぐりと身頃が一体となったような袖になっています。ムササビからインスパイアされたのではないかと私は思っています!(笑)
フレンチスリーブ
袖と身頃に縫い目がなく、身頃がら続いた袖になっているタイプのこと。肩をふんわり覆う長さで、二の腕を少し隠せるのでノースリーブはちょっと・・・という人でも着用しやすいアイテムのひとつ。
ビッグシルエット
最近巷で人気のビックシルエット。最初から肩幅、身幅をわざと大きく作られているものです。例えばMサイズであれば、通常のTシャツもMサイズを着用している人向けですので、着丈や首回りは通常のサイズで作られていますので、通常着用サイズを選ぶようにしてくださいね。
まとめ
一概にTシャツといっても、様々な種類があることが分かったのではないでしょうか。襟ぐりひとつとっても首が長く見えたり、各々が印象として与えたいコーディネートをすることも可能ですよね。
オリジナルTシャツを製作する際にも、「Tシャツ」といっても様々な種類があります。上記のことを検討しながら、作りたいコーデを想像してアイテムを選択するのもよいのではないでしょうか。
Written by Hatano