Tシャツには基本的にはアイロンがけはしないと思います。しかし、仕舞い忘れてグシャグシャになってしまったり、久しぶりに出したらクッキリ折り目がついていたり、気になるシワがついてしまった、なんてこと稀に起こりませんか?そんな時に簡単にできるアイロンのかけ方を知っていると、とっても便利です。また、お気に入りのTシャツもアイロンをかければよりカッコよく着こなせます!ここぞという時はアイロンをかけるのがオススメです!
今回はTシャツのアイロンのかけ方とコツについて紹介します!
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アイロンをかける前に確認しよう!
Tシャツにはこういった洗濯表示が記載されています。このマークの指示に従ってアイロンを行いましょう。
アイロンの温度
「低」「・」:底面温度110℃を限度としてアイロン仕上げができる
「中」「・・」:底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができる
「高」「・・・」:底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げができる
「 ×(バツ印)」:アイロンがけ禁止
洗濯表示のアイロンのマークで、設定するアイロンの温度がわかります。 アイロンのマークはこの2パターン存在します。2016年12月以降、洗濯表示が国際規格のマークに統一されることになりました。そのため、作られた年によって表示が違うので気を付けましょう。
スチームは?
Tシャツが綿100%の場合、シワがひどくなければスチームアイロンを行いましょう。
また、霧吹きを直接かけると、水分がより染み込むのでシワを取る効果が高まります。その場合は、アイロンはドライでかけてください。
プリント部分がある場合
Tシャツにプリント部分がある場合は、あて布を使いましょう。直接アイロンをかけると染料が溶けたり、変色したりトラブルの元になります。また、装飾がある部分もデリケートなので気を付けましょう。
周りのシワを伸ばしてから、なるべく短時間で行うのが長持ちさせるコツです。
あて布はハンカチなどでもいいですが、柄物や色物は色移りのリスクがあるので、無地の白いものがオススメです。
アイロンのかけ方とコツ
Tシャツに使われている綿素材は丈夫なので、気軽にアイロンがけをして大丈夫です!
アイロンがけをする前に以下の点に気をつけると綺麗な仕上がりになりますよ!
●Tシャツは左右に伸びやすく、上下に伸びづらいという特徴があります。
縦を意識して「肩→袖口」「首→裾」の方向にかけましょう。
●アイロンは、押しつけるのではなく軽く当てるくらいの強さでおこなってください。
●濃い色のTシャツは繊維が潰れるとテカリが出てしまうことがあります。
気になる方はあて布をしたり、アイロンを少し浮かせてスチームを出しながらアイロンがけをすると良いでしょう。
アイロンがけの手順
用意するもの:スチームアイロン アイロン台 Tシャツ
あると便利なもの:霧吹き あて布
①左右の袖からアイロンをかける
②後ろ身ごろを首から裾に向かってかける
③前身ごろを首から裾に向かってかける
④首元にたるみがないかチェックして、あればアイロンをかける
⑤ハンガーにかけて冷ます
冷めるときにTシャツの形が決まるので、ハンガーに吊るすか、折り目がつかないように置いておきましょう。
どうしてもシワが取れない時は、温度を高温にするかスチームを使ってください。長時間あてないように注意しながらテキパキ進めていきましょう。
シワを防ぐためには
アイロンがけは道具を用意しないといけないから最小限にしたいですよね。そんな時は、ちょっとした洗い方、干し方でシワを防げるかもしれません。
【洗濯で柔軟剤を使う】
柔軟剤は繊維を柔らかくする効果があるので、シワがつきにくくなるんです。他の洗濯物との兼ね合いもあると思うので、入れられそうなら入れてしまうのが良いでしょう。
【脱水時間を減らす・すぐに干す】
脱水はやり過ぎると生地に無理な力がかかって、シワの原因になります。天気が良い日なんかは、脱水時間は短めに設定すると良いですよ。
また、脱水したまま放置するとシワが取れにくくなってしまいます。雑菌が繁殖して匂いのものとなることもあるのでできるかぎり速やかに取り出して干してしまうのがオススメです。
【干す時に伸ばす】
これが一番効果があるかもしれません。干す前にバサバサと軽く振りさばいて生地に空気を含ませてから、手でシワを伸ばし、形を整えながらながら干しましょう。
まとめ
すべてのTシャツをアイロンがけするのは大変なので「お気に入り」「大切なもの」「シワが目立つ」といったTシャツは是非、アイロンをかけてみてはいかがでしょう。Tシャツのアイロンがけは初心書でも簡単にできるので、ここぞという時のためにアイロンがけをマスターしておきましょう。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
Written by 高橋