【オリジナルTシャツのデザイン例】童話をモチーフにしたオリジナルTシャツを作ろう |

2021.11.14 デザイン例

オリジナルTシャツを作るとき、「どういうデザインにしよう」と迷ってしまうことはありませんか？そんなときは身近なものを題材にしてみるのも一つのテクニック。今回は、誰もが一度は読んだことのある「童話」をモチーフにしたデザイン案を紹介していきます。デザインを考える上で忘れてはならない「著作権」についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

Contents

1 オリジナルTシャツと著作権
2 デザイン案をご紹介！
3 おすすめのTシャツ
4 まとめ

オリジナルTシャツと著作権

まず初めに「著作権とは何か」を説明しますと、「他人の著作物を保護するための権利」です。日本では著作権法により、他人のイラストや文章などを勝手にコピーして利益を得ることは禁止されています。丸ごとコピーするのではなく、パロディやオマージュならどうか？というご質問をいただくことがありますが、現行の著作権法ではこういった行為もNGとなる可能性があります。

ただし、イソップ童話やグリム童話、アンデルセン童話などの作品はすでに著作権の保護期間が終了しており、公共の財産（パブリックドメイン）となっていますので、誰でも自由に使うことが可能！そのため、現在ではこれらの童話をもとにした派生作品がいくつも作られています。その最たる例がディズニー映画ですね。しかし、原作の保護期間が切れているからと言って、ディズニーのキャラクターをそのままプリントするのはもちろん違法。派生作品には原作とはまた異なる著作権が発生しますので、混同しないよう気をつけてくださいね。

デザイン案をご紹介！

童話の中には動物や食べ物、子ども向けならではの魅力的なアイテムなどTシャツのデザインに使えそうなモチーフが沢山登場します。童話に出てくるモチーフをうまく取り入れて、自分なりのオリジナルTシャツを作ってみましょう。

シンデレラ

シンデレラ　イメージ案
左胸にガラスの靴、背中にかぼちゃの馬車のシルエットを入れたデザイン。シンプルなデザインですが、これだけでもなんとなく「シンデレラっぽさ」が伝わるのではないでしょうか。かぼちゃの馬車の左上にはArt Decoというフォントで「Cinderella」の文字を配置してみました。ちなみにシンデレラは英語読み。フランス語の発音だとサンドリヨン、日本語訳だと灰かぶりといった意味になります。

不思議の国のアリス

不思議の国のアリス　イメージ案
ルイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』をモチーフにしたデザインです。この作品には主人公のアリスだけでなく「白ウサギ」「チェシャ猫」「ハートの女王」などなど、印象的なキャラクターが次々と出てきますよね。登場人物が多い分、Tシャツのデザインも考えやすいのではないかと思います。また、小説の本文にはナンセンスな言葉遊びが多数含まれており、その多くは当時よく知られていた教訓詩や流行歌に影響を受けているのだとか。私が一番好きなのは「狂ったお茶会」のシーンです。

白雪姫

白雪姫　イメージ案
白雪姫といえば毒リンゴ。今回は「文化祭の出し物で白雪姫の劇をやる」という設定でデザインを考えてみました。クラスTシャツですので、背中にはクラスメイト全員の名前をプリント。飾り枠の部分は魔法の鏡をイメージしています。

人魚姫

人魚姫　イメージ案
童話の中にはハッピーエンドで終わらないものもあります。人魚姫はその代表例ですね。この童話は作者であるアンデルセンの失恋経験をもとに作られたとされていますが、真相はいかに…といったところです。人魚のシルエットに加えて、海にまつわるモチーフを散りばめてみると全体的にまとまった仕上がりになるのではないでしょうか。

また、今回紹介したデザイン案は一から作成したものではなく、無料でダウンロードできるフリー素材をアレンジしたものがほとんどです。たとえイラストが描けなくても、フリー素材を使えば簡単にデザインを作れますが、素材の利用可能範囲は配布元のサイトによって様々。中にはオリジナルグッズへの使用を許可していないところもありますので、フリー素材を使用するときはダウンロード前に必ず各素材の利用規約を確認しておきましょう。