Tシャツの黄ばみを家庭で落とそう！染み抜きのポイントを紹介

年々暑くなる日本の夏、気がついたらお気に入りのTシャツが汗じみで黄ばんでしまっているなんてこと、よくありますよね。汗じみは洗濯してもなかなか落ちずに、どんどん黄ばんでしまいます。クリーニングに出せばいいとは分かっているものの、毎回だと家計も大変です。

今回はそんな頑固な黄ばみを家庭で落とす方法を紹介します！

汚れの原因ってなに？

【黄ばみ】
汗や皮脂が酸化したものが黄ばみの原因です。去年の夏にしまった時はなんともなかったのに、今年出したら色が気になる、なんて経験ありませんか？この汚れ、はじめは無色透明ですが、時間が経つと色味が増していくんです。はじめは無色なので皮脂汚れに気づかないまま片付けてしまうと、後から黄ばみとして現れてきます。
湿度や温度が高いなどの黄ばみやすい環境だと、だいたい洗濯して４日目ごろから黄ばみ始めます。

【黒ずみ】
黒ずみは皮脂汚れに、排気ガスやホコリなどが付着してできる汚れです。不純物がくっついているぶん、黄ばみより頑固で落ちにくいと言われています。皮脂が多くなるほど落としにくくなるため、黄ばみより先に洗浄するのがオススメです。

汗染みを落とす

Tシャツを洗う時に漂白剤を使うと、普段から汚れにくく、汚れても落としやすくなります。柄物や色物は色素が落ちやすいので、酸素系漂白剤を使うのが良いでしょう。また、洗濯に使う水は40度〜50度を使うと落としやすくなります。

柄物や色物は長い時間洗濯したり高温のお湯を使ったりすることで、染料が落ちてしまう場合があります。必ず洗濯表示を確認してから洗いましょう。

軽い汚れ

軽い汚れ場合は、「食器用洗剤」や「重曹」を使って汚れを落としましょう。

【食器用洗剤の場合】
①汚れに洗剤を塗布する
②生地を傷めないように揉み洗いをする
③歯ブラシがあれば、優しく擦って汚れを落とす
④塗布部分を軽くゆすいで洗濯する

【重曹の場合】
①重曹を水でペースト状になるまでとかす
②汚れている部分に塗布
③1〜2時間程度放置
④洗濯をする

頑固な汚れ

汚れがひどいときは酸素系漂白剤を使って「つけ置き洗い」か「塗り洗い」をしましょう。漂白剤は他にも種類がありますが、洗浄力が強すぎて色物、柄物だと色落ちの可能性があるので酸素系漂白剤を使うのが良いでしょう。
漂白剤を入れるとお洋服が痛む場合があるので注意して使いましょう。

【つけ置き洗い】
①40度〜50度のお湯に酸素系漂白剤を溶かす
②1時間程度、洗濯物をつけておく
③洗濯をする

【塗り洗い】
①汚れている部分に酸素系漂白剤を塗る
②5分程度放置する
③洗濯をする
重曹と酸素系漂白剤を1:1の割合で混ぜたものを使うと、より効果が出ます。
（酸素系漂白剤が粉末タイプの場合は、重曹：1に対して酸素系漂白剤：2で混ぜてください。40度〜50度のお湯に溶いてペースト状にしましょう。）

黄ばみを予防するには？

汚れは洗濯で落ちますが、汚れがつかなければそれに越したことはありません。
夏場は難しいかもしれませんが肌着を着ると汗が直接付着しないのでシミになりにくいです。また、汗ワキパッドや制汗剤で汗そのものをコントロールして、服に着かないようにするのも手です。
また、ベビーパウダーをあらかじめ汗がつきやすい場所に塗って置くと、パウダーは汗や油を吸着してクッションになってくれます。ベービーパウダーは水に溶けやすいので洗濯で落ちやすく、新たな汚れになる心配も少ないです。

黄ばみは時間が経つほど落ちにくくなるので脱いだらすぐに洗ってしまいましょう。出先でついたシミなんかもついてすぐに軽く落としておくと洗濯した時に落ちやすくなります。
季節物の衣服はしまう前に、1シーズン分の汚れをしっかり落としましょう。汚れが落ちているのか心配な時はクリーニングを利用するのも手です。

また、湿気があると黄ばみやすくなります。風邪通しの良い場所に保管してください。クローゼットやタンスにしまう際は、湿気吸収剤をおいて湿気を防ぎましょう。

まとめ

汗染みができても漂白剤や重曹を使えば、簡単に自分で落とせるので憂鬱な気分にならくても大丈夫！
気に入った服は何回でも着たいけど、着れば着るほど汚れは蓄積していってしまうものです。でも洗濯の仕方を覚えれば、大切な服が長く綺麗に使えます。汚れとの付き合い方を覚えれば生活が楽しくなりますよ！

紹介した方法でも落ちないような、時間が経過してしまった頑固な汚れや、自分ではどうしても落とせない汚れは、クリーニングにお願いしましょう。

最後までお付き合い頂きありがとうございました！

Written by 高橋