デザインといっても、一人で考えるには限界があります。そんな時はいろんな人のアイディアの詰まったギャラリーサイトを活用しましょう。デザインの幅が広がって、仕事や趣味も捗ります!
今回は、いろんなデザインを見ることのできるアプリやサイトを紹介します!
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情報収集するとデザインが捗る!
「デザインをする」といっても範囲が広すぎてどうしていいのか分かりませんよね。目的が決まっていたとしても、どうやって形を決めていけばいいのか迷ってしまいます。そんなときには思い切って他の人のデザインを見て、参考にしましょう。いろんなデザインが出尽くした現代において、全く新しいデザインというのはプロでも作るのが難しいと言われています。新しい発想は、既存のアイディアを掛け合わせたものがほとんどです。
いろんなデザインを見て、自分のイメージに近いものを選んで掛け合わせていくことで新しいデザイン生まれます。つまりいろんなアイディアを知っていることが、自分のアイディアの量に繋がっていくのです。
オススメのアプリ・サイト
簡単にいろんなデザインを見ることのできるアプリやサイトを紹介します!
はじめに登録が必要になりますが、無料でインストールできます。デザインだけではなく、レシピや美容関係のまとめも載っている、ジャンルを問わないアプリです。個人的にデザインの情報収集に1番オススメです。
【使いやすい点】
ピンタレストには膨大な量のアイディアが掲載されているので、ワードを入れて検索すれば、関連したアイディアが大量に出てきます。またアイディアを選択すると、それに関連した画像が自動で出てくるのでいろんなバリエーションのものを発見できます。また、気に入ったアイディアはフォルダにまとめて保存しておけるので、後で見返すことも可能です。
掲載者とのコミュニケーションが不要なので、SNSのように一喜一憂したり気を遣ったりしなくても大丈夫です。淡々と好きなデザインや、興味のある記事を集め続けられますよ。
【使いにくい点】
ピンタレストでは、何人の人が画像を閲覧して評価したのか、具体的な数字がつかないので何が人気なのか分かりづらいです。一応、検索した時に関連性が高いもの、人気のものが上に来るようになっているようです。
無断転載が多く、違法アップロードされた映画やアニメ、画像が上がっている場合もあるので、十分注意しましょう。
みなさんの携帯にすでに入っているのではないでしょうか。知名度も高く、情報発信能力も高いのでいろんなクリエーターが利用しています。
【使いやすい点】
クリエーターだけでなく、いろんな人のいろんなアイディアを見られます。「ハッシュタグ検索」をすれば見たい情報が一気に出てくるので検索もしやすいでしょう。また人気が数値として見やすく、いま流行っているものがすぐに探せるという点が特出しています。流行を追うにはもってこいのアプリです。
コミュニケーションもとれるので仕事を頼みたい、どんなところで手に入れたものか知りたい、など情報のやり取りもできます。
【使いにくい点】
今起きていることに関して特化しているため、過去のデザインは閲覧し辛いでしょう。また、いいねした投稿や保存した画像を見るところが、一目で分かるところにないため、見辛さを感じる場合もあります。
Tumblr
はじめに登録が必要になりますが、無料でインストールできます。PinterestとInstagramの間のような機能を持ったアプリで、ブログに画像や動画を載せたり、いいねやシェアができる機能が付け足されたような感じです。
【使いやすい点】
ブックマーク機能があるため、画像のスクラップがしやすくデザインを集めやすいです。画像と一緒に記事も載っていることが多いので知識も増えていきます。画像だけではなく、様々なアイディアが集まる場所です。積極的にコミュニケーションを取らなくても、反応はスキやリブログを押すだけでいいので、SNS疲れをしている人にもおすすめです。
【使いにくい点】
投稿者に外国人ユーザーが多いため日本人には使いづらさを感じるかもしれません。また、2018年にポルノコンテンツを禁止したのはいいのですが、規約が曖昧で、明らかに関係ないものまで警告が行われたため、一時期に比べてユーザーがかなり減りました。
Behance
デザイナーやイラストレーター、カメラマンなど多くのクリエイターが参加しており、手軽にポートフォリオサイトを作ることができます。デザイナー向けに作られたクリエーターのSNSサイトです。
【使いやすい点】
美術系の学生や、プロのデザイナーやフォトグラファーなどのハイクオリティーな作品を検索することができます。
見るだけなら会員登録は必要ないので好きな時に気軽に検索ができます。会員登録すれば、作品の色や場所、カテゴリ、制作ツールなど、より詳細な検索方法が使え、並び替えもできるようになりますよ。
スパム行為やフォロワー数のかさ増しがないため、付けられた評価の信頼性が高いので、参考にしやすいです。
【使いにくい点】
日本語に対応してはいますが、基本的な情報のやりとりはほぼ英語で行われます。画像を見るだけならあまり関係ありませんが、詳細を知ろうと思うと少しハードルが高くなります。
dribbble
「Behance」と同じく、デザインナー向けに作られたクリエーターの SNSサイトですが、こちらは招待制のサイトなので、登録できるのは優秀なデザイナーに絞られています。閲覧するだけなら登録なしで使えます。
【使いやすい点】
招待制なので優秀なデザイナーが多く、投稿される作品レベルが高く維持されています。有名企業のデザインチームも企業アカウントを取っており、企業の作品を見ることもできます。作品を、色、タグ、時間、制作ツール、などから検索できますよ。
【使いにくい点】
日本語に対応しておらず、すべて英語でやり取りしています。グーグルクロームから開けば自動翻訳してくれるので、ある程度は使いやすくなりますよ。
デザインの著作権について
デザインを参考にする時に気をつけなくてはいけないのは、著作権についてです。
既存のイラストやキャラクターの使用は禁止されています。また、企業のロゴやネットで公開されている個人の作品を使用するのも禁止です。
デザインで使用していいものは、フリー配布されているデザイン集のイラストやロゴ、もしくは自作のデザインです。気に入ったデザインがあっても、似ないように気をつけるか、製作者に許可を取ってから使用しましょう。使用許可はメールやFAXなどの書面に残る形でもらうことをオススメします。
フリー素材、フリーのフォントを使う場合もご注意ください。そのフリー素材のサイトに利用規定があるかと思いますので、よく読んで商用利用やグッズとして使用することが認められているか確認しましょう。
「アーティストのロゴを入れたい!」「有名人の写真を使いたい!」「この人のイラストをTシャツにしたい!」どれも非常に共感できる内容ですが、著作権や肖像権、商標権を侵害してしまいます。
【デザインが使えない例】
×SNSやサイトでダウンロードした写真・イラスト ×歌詞の一部をデザインに入れる
×企業ロゴ(使用許可の確認が取れればOK) ×公式グッズのコピー
【デザインが使える例】
○自分でとった写真 ○格言やことわざ
○自作したイラストなどのオリジナルデザイン
○製作者の許可を取ったイラスト
まとめ
Pinterestは好きを見つけること、Instagramは好きと繋がること、dribbbleは好きを推すこと、Behance・dribbbleは好きの最上級を見つけることができるツールです。自分にあったツールを使っていろんなアイディアを集めましょう!
デザインにはいろんなフォーマットや考え方があります。いろんなデザインを知ることで、自分のデザインの幅が広がりますよ。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
Written by 高橋