オリジナルTシャツを作成するときに、色の選び方で迷ってしまう人も多いでしょう。あらかじめチームカラーやテーマカラーが決まっているときは簡単ですが、世界に一枚だけの素敵なオリジナルTシャツを1から作成するには色もこだわって選ぶ必要があります。自分でTシャツをデザインするのが初めての場合は、写真やロゴなどとのバランスの取り方も気になるでしょう。Tシャツを作成する目的や実現したいデザインのイメージによって、色の選択の仕方も変わってきます。納得のできるTシャツを作成するためにも、色選びで意識する点や参考になる考え方をあらかじめ知っておくと便利です。そこで今回はおすすめの「色の選び方」をご紹介します。
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オリジナルTシャツの配色を考える
オリジナルTシャツを作成する場合、どんな色の組み合わせがいいか迷ってしまうことがあります。デザインの経験がなければ色彩の相性も分からないですよね。好みだけで色を選ぶと、Tシャツに入れるロゴやイラストが素敵でも、仕上がりのイメージが希望のものと異なってしまうこともあるでしょう。オリジナルTシャツの作成では、配色がTシャツ全体のデザインや印象を決める重要な要素になります。配色の基礎として、同系色で合わせる、色相差で合わせる、対照的な色をもってくる、季節感を取り入れる、目立つ色を用いるなどの手法があります。ここでは、オリジナルTシャツをデザインするうえで必要なこれらの配色の基礎知識についてご紹介していきます。
同系色で合わせる
色相を環状に配置して色を体系的に示したものを色相環といいます。この色相環で近くにある同じ系列の色を合わせると、色がちぐはぐにならず全体のまとまりがよく見えます。色相環を参考にして主体となる色を決め、隣の色を選ぶと同系色での配色ができます。デザインの初心者でも同系色であれば簡単に綺麗な組み合わせを作ることができるのがメリットです。
同系色のデメリットは、同じような色を使うことでオリジナリティやインパクトに欠ける点です。同系色は相性がよいので失敗は防げますが、結果として単調な仕上がりになってしまう可能性があります。このような場合は、色の明るさである「明度」や色の鮮やかさを示す「彩度」などのトーンを調整するとよいでしょう。同系色を使っても色に表情が出て、立体感や理想のイメージを実現できます。Tシャツに入れるロゴやイラストの内容を見ながら、色のコントラストをうまく活用してみましょう。
色相差で合わせる
色相差は、色相環上で異なる2色がどのくらい離れているかを示します。色相環上の角度を基本に考え、180度が対向位置になります。この色相差に着目して配色する方法があります。
Tシャツを作る際は、色相が離れすぎているとイメージが変わってしまったりにぎやかになりすぎたりしてしまうため30度から60度くらいの範囲内で検討するのがおすすめです。この範囲は色相に共通性がある「類似色相配色」といわれ、コントラストを取り入れながら統一感のあるバランスのよい組み合わせを作りやすくなっています。また、単調になりがちな同系色よりも色の違いを感じやすい配色を実現できます。30度から60度の範囲内といっても、基本とする色相によってさまざまな組み合わせや相性のよさがあるので、色見本があれば並べて複数の組み合わせを試してみるとよいでしょう。
対照的な色で合わせる
色相環で離れている色同士をわざと組み合わせることもできます。120度から150度の範囲にある色を「対照色」といいます。例えば、黄色に対して紫や青などが対照色になります。このような配色はロゴや看板などのデザインにも頻繁に採用されているので、街中で観察してみるのもよいでしょう。日本でも昔から取り入れられており、着物などの和装にもよく使われています。対照色のよさは、メインとなる色をもう一方が引き立ててコントラストを生み出してくれることです。対照的な色を並べることで、模様やデザインをより色鮮やかに見せたり個性的なコーディネートを実現したりすることができるでしょう。
対照色を取り入れる場合は、バランスを考えて色を使用するのがコツです。コントラストの強い色を同じ頻度で使うと、まとまりがなくちぐはぐなデザインになるため、アクセントとして色を引き立たせるためにはどちらかの色の使用量を抑える必要があります。そこで、「70:25:5」の法則を覚えておくと便利です。これは3色を配色するときの基本法則で、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの比です。ファッションやインテリア、Webデザインなどあらゆるシーンで取り入れられている配色比率で、これに従って各色の使用量を決めると、バランスよくまとめることができるでしょう。
季節に合わせて選ぶ
オリジナルTシャツの色のアイデアが絞れない場合は、季節の色の要素を取り入れてみるのもおすすめです。日本では昔から四季の移り変わりが重んじられ、着物や文学に進んで季節の要素が取り入れられてきました。現代でも店頭を観察してみると、季節をモチーフにした色がファッションに反映されることが多いでしょう。例えば、春に着用するTシャツであれば、花や新緑をイメージしたピンクや黄緑色、夏であれば、海や空をイメージした空色などが選ばれることが多くなります。秋のイベントごとには、紅葉や温かい服装を想起させるワインレッドなどがおすすめです。Tシャツに入れるロゴやイラストとの相性をみながら、季節感を反映させてみるのもよいでしょう。
目立つ色で構成
イベントごとやスポーツの大会用にTシャツを作成する場合は、会場ですぐにチームがわかるように目立つ色を選ぶことがコツです。黄色や赤、青などの原色を使うと目立つでしょう。また、それぞれの色にはやる気を増長させたり集中力を高めたりするなどの精神的な効果があります。色がもたらす効果を調べて取り入れてみるのもよいでしょう。インパクトの強い色を使う際は、ロゴやイラストのデザインを工夫すると相手のチームに攻撃的な印象を与えすぎずに済みます。心から一致団結できるように、スローガンなどを入れてチームのオリジナリティを追求してみましょう。
オリジナルTシャツの色選び
今回は、オリジナルTシャツの色選びのコツをご紹介しました。配色の基本テクニックを参考に、目的や理想のイメージに合った色を選びましょう。アイデアが思い浮かばない場合も、一度色相環を見てみると、イメージが膨らんでくる場合があります。インファクトリーでは、Tシャツの種類も多く、豊富な選択肢からカラーを選択することができます。定番カラーから特色まで72色のうちから選べるものもあるので、一度サイトをチェックしてみてください。アイテムを選んで見積もりを受け、デザインを入稿したあとには完成後のイメージを確認することができて便利です。品質もデザインも納得のオリジナルTシャツを作ることができるでしょう。
また、イベントやスポーツの大会前などでどうしても時間が迫っている場合も、インファクトリーなら安心です。受注からプリントまでの製造過程を一貫して行う自社工場を所有しているため、納期が短く、最短で翌日の出荷ができるケースもあります。あらゆる使用環境に対応する幅広いTシャツ素材のラインナップをもち、最新のインクジェットを備えているインファクトリーなら、完成度の高いTシャツが期待できます。高品質でリーズナブルにオリジナルTシャツを作りたい人には、インファクトリーの利用をご検討ください。
Written by onogi