かっこいい系のファッションとして一部では人気の高い「ドクロ」モチーフ。一見「イカつい」「怖い」といった印象を与えがちですが、使い方次第では、可愛くもかっこよくもできるモチーフです。「一昔前?ダサい?」などのイメージがある人もいるかもしれませんが、うまく使えば、イカつくない・古くない・ダサくない、今風で使いやすいデザインも作れるはずです。
今回は、使い方次第で印象を変えられる「ドクロ」モチーフのTシャツについて紹介していきます。
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ドクロモチーフの持つイメージ
皆さんは「ドクロ」というモチーフにどんなイメージを持っているでしょうか。ドクロとは骸骨、つまり白骨化した骨ですから、おそらく多くの方が、不吉なイメージを持っているのではないかと思います。ですが、「ドクロ」モチーフは、観点を変えて見ると、意外と縁起物でもあるようです。
確かに「ドクロ」は『死』を連想させるモチーフではありますが、生命の器としての機能から、「再生と豊饒のシンボル」ともされているという一説もあります。「魔除け」としてドクロを用いる地域もあることから、必ずしも悪いイメージだけではないと考えられます。一側面だけを見て「良くない」と捉えがちですが、別の側面から見ると、意外と違う見方もあるものです。
とはいえ、一般的なイメージとしては、どちらかというと不吉さや負のイメージの強い「ドクロ」モチーフ。そのままファッションとして使用するなら、かなり限定的な層へのアピールになりそうです。個人で好きなデザインを作ることができるのが「オリジナルTシャツ」のいいところですから、もちろんトコトン自分のやりたいデザインを作るのもOK!ですが、表現をマイルドにすることで、みんなが「着たい!」と思えるTシャツデザインも作れるはずです。刺激的なモチーフも、使い方次第ではきっと万人受けするデザインにアレンジすることができることでしょう。
ドクロモチーフをデザインに取り入れるコツ
では、どうすれば「ドクロ」モチーフをうまくアレンジすることができるでしょうか。実際に考えてみましょう。
デフォルメしてキャラクター化する
「ドクロ」の不気味な怖い感じを払拭するべく、表情を可愛らしくしたり、形をデフォルメしたりして、表現をマイルドにしてみるのはどうでしょうか。おそらく「ドクロ」モチーフが「怖い」という印象を与えるのは「リアル」であるからだと思われます。可愛らしさやコミカルさを取り入れたアレンジを加えれば、「ドクロ」の「怖い」というイメージはなくなるはずですよ。
明るい色を使って描く
暗い色やシンプルな色を使って「ドクロ」を描くと、どうしても怖さが先行してしまいがちです。そんな時は、ポップでカラフルな色を使えば、それだけで一気に明るく、元気のあるデザインに変えることができます。カラフルな色使いは、目立つ上に明るい印象を与えてくれますから、「ドクロ」のような暗いイメージの強いモチーフを明るく見せたい時には向いているのではないでしょうか。
ワンポイントのアクセントとして使う
モチーフを大きく描いてしまうと、そのモチーフにTシャツ全体の印象を持っていかれがちです。「ドクロ」を全面に描くのではなく、ワンポイントのアクセントとして使うだけなら、そこまでデザインの印象を引っ張られることはありません。あくまでも、メインはドクロではなく、ドクロを「アクセント」として活用するのも一つの方法です。
いっそカッコ良さを突き詰める
イメージを緩和するのではなく、いっそ「かっこいい」イメージに振り切ってみるのはどうでしょうか。「ドクロ」モチーフの持つダークでかっこいい印象を、トコトン突き詰めてみるのもアリだと思います。必ずしもみんなが気にいるような万人受けするデザインを作る必要はありません。あなたの好みに合うような「かっこいい」ドクロTシャツを作ってみるのもいいと思いますよ。
ドクロを使ったTシャツデザイン例
デフォルメしてゆるく描いてみる
自分なりにゆるくドクロを描いてみましょう。ドクロは構造自体は単純なので、比較的描きやすいモチーフです。リアルに描きすぎず、ゆるく描くのも、可愛らしいドクロTシャツを作るポイント。ある程度デフォルメするぐらいがちょうどいいでしょう。
帽子などのアイテムを足してみる
海賊帽やニット帽などを被せてみるのはどうでしょう。人間の骸骨ではなく、動物モチーフにしてみるのも可愛くていいですね。髪の毛を生やしてみて、髪型のアレンジで個性を出すのもユーモアがあっていいですよ。
目をハートマークにしてみる
目をハートマークにしてみると、可愛さUP!リボンなどの可愛いアイテムをさらにプラスすると、ドクロの禍々しい感じは一切無くなりますね。Tシャツのカラーも可愛い色にすると、より一層「可愛い」ドクロTシャツを作れますよ。他にも、表情を変えてみたりすると、ドクロの怖い感じがなくなるので、おすすめです。
ビビッドカラーでプリントしてみる
ビビッドなカラーでポップにプリントしてみるのもいいですね。ビビッドカラーはプリントがとても映えるので、デザインが目立つこと間違いなし。明るくポップで ”映え” るドクロTシャツを作りたいなら、ビビッドカラーでプリントするのがおすすめです。
ドクロをドット風にしてみる
ドクロモチーフを複数使った、遊び心のあるデザインです。向きを変えたり表情を変えたりすると、間違い探しみたいで楽しいデザインになりますね。どういう風に違いを出すかで、デザインとしてたくさん遊べるのが面白いところです。
かすれでビンテージ感を出してみる
かすれた感じでビンテージ風に描くデザインです。「可愛い」よりも「かっこいい」に振り切ったデザインをイメージしました。可愛らしい感じのドクロTシャツもいいですが、「ザ・かっこいい!」を具現化したようなドクロTシャツもあってもいいのではないでしょうか。カジュアルなファッションのアクセントとして、かすれビンテージ風ドクロTシャツはいかがでしょう。
まとめ
今回は、使い方次第で印象を変えることができる「ドクロ」モチーフについてお話してきました。「ドクロ」というちょっと懸念されがちなモチーフも、使い方によっては、可愛くも面白くもすることができます。様々なアレンジで、ぜひ好みの「ドクロTシャツ」を作ってみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
Written by 岩田