オリジナルTシャツを作るにあたり、誰もが悩むデザイン。どういう文字を入れるかは決まっていても、それを実際デザインとして形にするのは難しいものですよね。そこで、今回はデザインセンスがなくても簡単に作れるシンプルなロゴのTシャツについてお話ししていきます。具体的にはおすすめのフォントやデザイン例などをまとめた内容になっていますので、おしゃれでシンプルなTシャツ作りの参考によければ最後までご覧ください。
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シンプルなロゴTシャツは「フォント選び」が重要
ロゴTシャツを作るときのポイントは、やはり「フォント」です。フォントには「和文フォント(日本語)」と「欧文フォント(アルファベット)」の2種類がありますが、Tシャツのデザインにおいて使用頻度が高いのは後者の「欧文フォント」。欧文フォントをさらに細かく見ていくと「サンセリフ体」「セリフ体」「筆記体」「手書き体」の4つに分かれ、同じ文字をプリントするとしてもどのフォントを使用するかで印象が大きく変わります。
インファクトリーの「書体サンプル」で用意している欧文フォントは全40種類。この中から特に使いやすいフォントを5つ紹介します。
【F-02】Arial Black
サンセリフ体の代表的なフォント。WindowsにもMacにも標準搭載されているため、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。線幅が太いので、文字のみでシンプルなロゴに仕上げても目立つこと間違いなし。細かいデザインにはやや不向きですので、大きめにロゴをプリントするのがおすすめです。
【F-03】Avian Bold
【F-02】Arial Blackと同じサンセリフ体のフォントですが、線幅は細め。視認性が高く、WEBバナーや広告などでよく使われています。大文字と小文字で雰囲気がガラッと異なるところも魅力の一つで、文字や言葉を入れるだけでシンプルなロゴがかっこよく作れます。
【F-08】Cooper
全体的に丸みを帯びた、可愛らしいフォント。癖のないシンプルなロゴのデザインのフォントで万人受けしやすく、女性を中心に人気を集めています。ハートや星など記号との相性も良く、文字と記号を組み合わせることでより愛くるしさがアップしたロゴTシャツが作れます。
【F-13】Impact
名前の通り、インパクト抜群のすっきりしたシンプルなフォント。一つひとつのアルファベットがはっきりとしているため、遠くからでも圧倒的な存在感を放ちます。シンプルなロゴのデザインを目立たせたい時には欠かせません。
【F-25】Brush
力強さとスタイリッシュさを兼ね備えた筆記体フォント。カジュアルなシーンだけでなくビジネスシーンでも活躍します。筆記体フォントを使うときはすべて大文字だと不恰好になってしまうので、「すべて小文字」もしくは「頭文字のみ大文字」にすることをオススメします。
身の回りにもシンプルなロゴデザインは溢れている!
ネットや雑誌、店頭で既存のTシャツをいろいろと見てみますと、シンプルなロゴのデザインのTシャツが多いことがわかります。有名なスポーツブランド、アウトドアブランド、ストリートブランドやお好きなブランドの商品を是非一度ご覧ください。シンプルなロゴであっても十分にかっこいいものがたくさん存在していることがよくわかります。既存の商品のシンプルなロゴを参考にしてプリント内容を改めてご検討頂くと、良い意味で安心してシンプルなデザインに終着点を落とし込むことができるかもしれません。
ただ、オリジナルTシャツを作成する場合には、既存のブランドロゴをそのまま使用することはできません。あくまで自分だけのシンプルなロゴを作る際の参考にしましょう。
おすすめのシンプルなデザイン案3選
ボックス型のシンプルなロゴ
まずは王道のボックスロゴ。シンプルなのになぜかオシャレに見える、そんなデザインです。ボックスロゴというと赤×白の組み合わせが一般的ですが、もちろんこの配色にこだわる必要はありません!黒×白、ピンク×青、黄色×オレンジなどカラーの組み合わせは無数にありますので、その中からしっくりくるものを見つけましょう。
個人的におすすめなのはグレー×イエローの組み合わせ。実はこちら、2021年のトレンドカラーに選ばれた2色なんです。トレンドカラーに2種類のカラーが選ばれるのは2016年以来、5年ぶり。オリジナルTシャツを作るなら、こういった流行を取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。また、ボックスロゴはどんと大きく入れるよりも横15cmくらいのサイズでさりげなく入れると垢抜けて見えます。
ユニフォーム風のシンプルなロゴ
次に紹介するのはスポーツのユニフォームをイメージしたロゴです。一言でスポーツと言っても様々な種類がありますが、中でも人気が高いのは野球のユニフォーム風デザイン。胸には共通のデザイン、背中にはシンプルに個人名+番号を入れるだけでそれっぽく仕上がります。運動系のチームTシャツだけでなく、クラスTシャツなどにもぴったりです。
なお、1枚1枚異なるデザインを入れる場合、「カッティングプリント」という方法での製作となります。カッティングプリントとは専用のシートをデザインの形に沿って切り抜き、熱で圧着させる印刷方法です。そのため、「選べるプリントカラーが8種類のみ」「細かい線はプリントできない」「1色のデザインのみ対応可」など、他のプリント方法に比べると製作条件が厳しくなっています。詳しいことは、カッティングプリントの説明ページに記載していますので、こちらもチェックしてみてください。
I♡○○のシンプルなロゴ
観光地のお土産屋さんなどでよく見かけるI♡◯◯のロゴ。◯◯の部分を自分の出身地に変えたり、好きなものに変えたり、推しの名前に変えたり…。馴染みあるシンプルな表現が可能で、アレンジの仕方は無限大。オリジナルのロゴTシャツの作成にはぴったりのデザインです。ただし、商標登録されている言葉はプリントできない可能性があるので要注意です。
I♡と○○は2行に分けて配置するのが定番ですが、このレイアウトですと○○に入れる言葉の文字数によってはアンバランスに見えてしまうことがあります。その場合、I♡○○を1行に収めることでうまくまとまります。
最後に
今回はオリジナルのシンプルなロゴTシャツを作るときに役立つ情報をお届けしました。たとえ文字のみのデザインでもフォントやプリントサイズを工夫すれば、一味違ったTシャツに仕上がります。色々と試行錯誤しながら「これだ!」と思うものを見つけてみてくださいね。
Written by 湯浅
公開 2021.07.13
加筆 2024.01.23