インファクトリーでは様々なお客様から日々多くのお問い合わせをいただいております。その中でも一番多いのは『料金』『納期』『デザイン』に関するお問い合わせです。『料金』と『納期』に関してはしっかりと規定があるのでホームページにもわかりやすく記載していますが、デザインに関しての注意事項等はあまり記載されておりません。もちろん、通常の範囲内のプリントに関しては記載がありますが、それ以上のプリントを希望される方も多いです。
ですが、プリント加工用の台のサイズ、加工方法、Tシャツのサイズ等の関係でどうしても再現できないデザインもございます。事前にできないデザインが分かって入れば、これからデザインを考える方もスムーズにデザインが検討できるかと思います。ここでは、【できないデザイン】と【対処方】について紹介していきます。対処方に関してはインファクトリーで出来うる範囲内でもご提案となりますが、参考になると幸いです。
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袖周りを一周&袖の色を変える
他とは一味違うカラフルで可愛いTシャツを作るとなると、普通のTシャツだけでは物足りなくなってしまいますよね。ワンポイント別色の入ったTシャツの方がおしゃれになるので、流行りに敏感な学生の方から多いお問い合わせです。
インファクトリーの主なプリント方法はシルクスクリーンプリントですが、こちらのプリント方法だと袖へのプリント可能サイズは横8cm×縦10cmまでとなっています。袖をぐるっと一周するようなプリントや、袖全体を別の色に変えるほど大きくプリントすることは難しい状態です。そういったデザインのTシャツを作る場合、生地を縫い合わせてTシャツの縫製作業から行う必要がございますが、インファクトリーはプリント会社なのでTシャツの縫製は残念ながら行なっておりません・・・。
しかし、諦めるのはまだ早いです!なんとこのデザインに関しては、ほぼ再現できていると言えるほどのTシャツがあります。おすすめしたいTシャツはこちらの2点です!
最初から袖周りを1周するように色が入っているリンガーTシャツと、袖にかけての色が違うラグランTシャツです!カラー展開が少ないのが惜しいですが、ホワイト×レッド(バーガンディ)やブラック×ホワイトといった人気カラーは取り揃えております。数年前からコアなユーザーから人気でしたが、近年は学祭のクラスTシャツとしてもよく活用いただいております。袖に違う色を入れたTシャツを作りたい方は是非こちらのTシャツで制作してみてください。
横40cm×縦50cmを超えるサイズ
ホームページに掲載されている版の最大サイズは40cm×40cm以内ですが、この記事をみていただいた方にだけ、こっそりお教えします。実はその上のサイズの版も取り扱いがございます!版代が跳ね上がるので、あまりご提案していないのですが、どうしても大きくプリントしたいとご希望される方には紹介しております。(加工にお時間がかかるので通常よりも長めに納期をいただく場合がございます。)
ただし、その版を使用してもプリントできる最大サイズは横40cm×縦50cmまでです。これはインファクトリーのプリント向上のプリント用加工台のサイズの限界です。通常、長方形の台にTシャツを着せてその上からプリントするのですが、台のサイズギリギリまでプリントすることはできませんので、最低でもプリントの端から台の端までが2〜3cm程度余白部分が必要です。
この余白がないとインクが流れたりプリントがよれる可能性があるため、余白を確保できないほどの大きいプリントは品質管理の都合上お断りしております。台の余白部分を考えると、プリントできる最大サイズは【横40cm×縦50cm】!これがインファクトリーのプリントサイズの限界値です。LサイズのTシャツにプリントした場合のイメージはこんな感じ。本当に大きいです!
ただし、こちらのプリントサイズも一部条件がありますので、次の項目でご紹介します。
Tシャツサイズに合わないサイズのプリント
こちらはホームページにも掲載していますが、大事なことなので改めてご説明いたします。先述のとおり、プリントする際は加工専用の台にTシャツを着せてプリントするのですが、Tシャツのサイズが小さいと、どうしても台に袖の縫い目が乗ってしまいます。プリントをする際、縫い目から最低でも3cm離してプリントをしないと、水平に版を置けない、インクが流れたり、位置によってプリントの厚さが変わってムラがでてしまいます。
詳しいプリント可能範囲の表はこちらからご確認いただけます。
https://www.infac-planning.com/design/area.html
Tシャツメーカーが推奨している目安なので、実際はもう少し大きめにプリントできる場合が多いです。例えば、S-XXXLサイズの胸と背中のプリント可能サイズは横30cm×縦40cmとなっていますが、実際はSサイズで横34cm×縦50cmまではプリントできます。なので、ご注文の最小サイズがSサイズの場合は上記の横40cm×縦50cmの版を使用したとしても横幅は34cmまでが限界となります。横長の柄を検討している際は要注意ですね。
デザインによっては横幅がプリント可能サイズを超えている場合でもプリントできることもあります。これに関しては本当にデザインとTシャツサイズ次第。詳しく知りたい方はなるべく完全データに近いデザインをご入稿の上ご相談ください。
ボーダーをプリントで再現
こちらもよくお問い合わせいただきます。②でご紹介しましたとおり、【横40cm×縦50cmを超えるサイズ】のプリントはできませんので、全面をボーダー柄にプリントすることはできかねます。こちらに関しては大変申し訳ないのですが、ボーダーのTシャツを購入して、ご自身でプリントいただくのが一番かと思います・・・。
ただしボーダーにプリントをする場合は色むらに注意が必要です。白い生地の部分は多少プリントが薄くても目立ちませんが、黒生地の部分はプリントの薄さが目立ちやすいです。白と黒の生地が交互に並んでいるため、通常の1色の生地に比べるとプリントの仕上がりに差が出やすくなります。普通よりも厚塗りにするか、アイロンプリントのようなシートを貼り付けるタイプのプリントがおすすめです。
プリントできないデザインに注意してオリジナルTシャツを作ろう!
オーダメイド商品なので、どこまでできるのかわからない方も多いと思います。最初からプリントができるデザインがわかっているとデザインも検討しやすいですよね。自由すぎると逆にどうしていいのかわからないという声もいただいたことがあるので、この範囲内で!と決まっていたほうがわかりやすいのではないかな?と思います。不明点等ございましたらドシドシお問い合わせください。一人一人違うデザインなので、わからないことや悩みがあって当然です!どんなご質問でもお待ちしております。
Writtenby岡田