【オリジナルTシャツのデザイン例】日本の伝統和柄を使ってオリジナルTシャツをもっとおしゃれに♪

2021.05.29 デザイン例

日本で生活している方は誰もが一度は目にしたことがある【和柄】。浴衣や伝統工芸品に使われることが多かった和柄も、最近はアニメの影響もあり、誰にもとっても身近なデザインになってきました。日本古来から愛され続けている和柄をオリジナルTシャツに取り入れてみませんか？

たくさんの柄が連なったデザインはアレンジしやすく、オリジナルTシャツをワンランク上のおしゃれなデザインにすることができます。普通のデザインだと物足りなく感じたあなた！せっかく日本に住んでいるのだから、日本の伝統文様の【和柄】を使って、鬼も滅っせるようなオリジナルTシャツを作ってみませんか？

Contents

1 和柄とは？
2 使いやすい！おすすめの和柄
3 最後に

和柄とは？

日本の伝統文様の中でも規則正しく並んだ柄を【和柄】と呼びます。伝統工芸品や千代紙、浴衣の模様として使われることが多いですが、最近はレトロ風なデザインが人気を呼び、若い世代にも広く愛されています。もともとは平安時代に中国から伝わったものでした。その後、日本独自のアレンジや意味づけがされていき、現在の和柄になったと言われています。

使いやすい！おすすめの和柄

数えきれないほどの種類がある和柄。一つ一つに意味や由来がありますので、それに合わせてTシャツのデザインに取り入れるといいですね。有名な和柄と意味、そしてTシャツにプリントする場合のデザイン案をご紹介していきます。

市松模様（市松模様）

2020東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムのモチーフにもなっている模様です。正方形を格子状に塗り分けているデザインは海外でもよく使われている柄ですね。昔は「石畳」とも呼ばれていましたが、江戸時代中期に佐野川市松という歌舞伎役者が衣装として使用した際に大流行し、それから【市松模様】と呼ばれるようになったと言われています。

上下左右に途切れることなく終わりのないイメージなため、「永遠」や「発展」、「繁栄」の意味を持つ、縁起の良い柄です。

市松模様はシンプルで見慣れているので、どんなデザインにも使い回しやすいと思います。塗りと生地とで色が分かれるので1色プリントでも2色に見えるような錯覚を起こします。

麻の葉（あさのは）

麻の葉をモチーフにして正六角形を結びつけた幾何学模様です。魔除けの意味がある三角形を集めて構成されている六角形にはより強力な魔除けな力があると信じられています。麻は4ヶ月で4ｍにもなるほど成長が早い植物で、まっすぐにぐんぐん伸びていく様子から、麻の葉柄は「子どもの健やかな成長を願う」という意味が込められています。

パステルなカラーがとてもよく似合うので、子ども用のオリジナルTシャツのプリントにぴったりのデザインですね。

傘の模様を麻の葉柄にしています。ベタ塗りとは一味違ったデザインに。ピンクのイメージが強い麻の葉柄ですが、青色との相性も抜群です。

鱗（うろこ）

正三角形、もしくは二等辺三角形を上下左右に連続して並べている模様です。蛇の鱗に似ていることから、【鱗】と呼ばれています。鱗柄の意味は「再生」と「厄落とし」。蛇の脱皮から連想される意味だそうです。厄年の方！Tシャツの模様で迷っている時はぜひ鱗柄を検討ください。

安直ですが蛇を鱗柄にしてみましたが意外とかっこいい。模様が入るだけで全く印象が変わりますね。柄自体が特殊じゃないので、どんなデザインのプリント柄にも合わせやすいですね。

矢絣（やがすり）

矢羽根の部分を図案化した絣柄です。飛んで行った矢はもう戻らないことから、「出戻らない」の意味を込めて、嫁入り支度に矢絣の着物を持たせたと言われています。「戻らない」、「まっすぐ進む」ことから、縁起柄として有名です。今でも卒業式の袴スタイルでは、矢絣の柄が人気です。卒業のお祝いTシャツや、結婚祝いに使うとバッチリです。

通常だと四角形のベタ塗りの中に文字を入れるデザインが多いですが、ベタ塗りの部分を矢絣に変更してみました。一直線に進む矢羽根の模様がクールですね。