Tシャツの生地の素材は何を選べば良い?使われている素材や編み方の違いを解説

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Tシャツの生地の素材は何を選べば良い?使われている素材(綿やポリエステル)や編み方の違いを解説

Tシャツを選ぶ時、重要なのがTシャツの 「 生地 」 と 「 素材」 です。オリジナルTシャツに使用されているTシャツにはさまざまな素材があります。素材の特性を知っていれば、自分の好きな着心地で使用用途に合ったTシャツを選ぶことができます。ここでは、身近な素材である綿やポリエステルなど主なTシャツの素材と、生地の風合いを決定づける編み方の種類について解説していきます。あなた好みのオリジナルTシャツの生地と素材を選ぶ参考にしてください!

オリジナルTシャツを作るときに素材選びが大切なワケ

オリジナルTシャツを作るときは、誰もがデザインにこだわります。もちろんデザインを考えることは大切なのですが、Tシャツの素材選びも大切なポイントです。オリジナルTシャツの制作を依頼するとき、デザインの大きさやプリントを入れる場所の数、プリントするカラーの数などで料金が変わります。しかしデザインだけでなく、価格を大きく左右するのがTシャツの素材です。 オリジナルTシャツとしてオーダーできるTシャツの種類は、リーズナブルな素材から高機能の素材まで多様にあります。予算がどれくらいなのか、どういった用途でオリジナルTシャツを作るのかによって、選ぶTシャツの素材も変わってくるでしょう。 予算と用途をしっかり考えた上で、ベストなTシャツの素材を選ぶのが失敗しないオリジナルTシャツ制作のコツです。

Tシャツ生地の素材と特徴

Tシャツに使用されている主な素材は 「 綿 」 と 「 ポリエステル 」 です。綿とポリエステルを混ぜて作られた 「 混合素材 」 素材もあります。

綿(コットン)

綿(コットン)は、Tシャツに最もよく使われる素材です。肌ざわりが良くなめらかな風合いで、Tシャツだけでなくトレーナーや下着・タオルの生地として私たちのもっとも身近にある素材と言えるでしょう。綿(コットン)の断面は繊維の中心が空洞になっているため、汗などの水分を吸いやすく風通しが良いので 「 吸水性 」 と 「 通気性 」 に優れています。天然繊維である綿(コットン)は染まりやすい性質があるので、プリントTシャツやタイダイ染めTシャツなど様々楽しみ方があるのも大きな魅力です。耐久性もある素材なので、自宅でも手軽に洗濯ができます。

デメリットは、乾きにくい点と、洗うと縮みやすくシワになりやすいという特徴がある素材であることです。どちらも吸水性に優れている事が影響しており、吸収した水分で膨張した糸を乾燥させるときに縮みが起きます。ただ、洗濯後シワを伸ばすようパンパンと軽くたたいてから干したり、風通しが良い乾きやすい場所で乾燥させれば、Tシャツの縮みを最小限に抑えて早く乾かすことが可能です。

文化祭などあまり汗をかかない室内でのイベントTシャツや、飲食店の制服Tシャツに使いやすい素材になります。敏感肌の人にはやさしい着心地の綿(コットン)素材のTシャツがぴったりです!

ポリエステル


ポリエステルはたくさん汗をかくスポーツ用のTシャツによく選ばれている素材で、軽くて、薄く、丈夫な生地です。繊維の中に水分が入り込まない性質があるので、汗をかいても乾きやすく速乾性と通気性に優れています。化学合成で作られた機能性の高い素材で、ポリエステル100%のTシャツはシワになりにくく型崩れしにくいので洗濯後のアイロンがけの手間も省けます。さらに、ポリエステルの繊維は光を通しづらくUVカット効果も期待できます。

デメリットは、静電気が起きやすい特性がある素材であることと、つるつるとした独特の肌触りを苦手とする人もいることです。

たくさん汗を書く屋外でのイベントやスポーツには、速乾性のあるポリエステル素材のTシャツが最適です。運動部のチームTシャツや、外仕事の制服用オリジナルTシャツにおすすめです!

混合素材(混紡素材)

混合素材(混紡素材)とは、綿やポリエステルなどの複数の素材を組み合わせて出来た生地のことを言います。組み合わせのパターンはいろいろあって、それぞれの素材の配合割合によってTシャツ生地の肌触りや機能性が変わってきます。
具体的には、綿素材の割合が多いTシャツは肌触りが良くなり、ポリエステル素材の割合が多いTシャツは通気性と速乾性に長けたTシャツになるということです。綿だけ・ポリエステルだけでは再現できない風合いが特徴のいいとこどりした素材になります。
また、Tシャツの生地の中には 「 トライブレンド 」 と呼ばれる綿・ポリエステル・レーヨンの3種類を混ぜて作られた素材があります。綿の吸水性と肌触り、ポリエステルの速乾性、レーヨンの絹のような質感を混ぜ合わせたスペシャルなTシャツ生地となっています!この素材の生地にも、インファクトリーでは問題なくオリジナルTシャツプリント加工が出来ます。

★トライブレンド生地のTシャツやウェアはこちら

番外編!ナイロン

Tシャツの素材とは違いますが、ナイロン素材の商品も取り扱いがあります。ナイロンとは、主に石油を原料とするポリアミドという樹脂素材から作られた世界で初めての合成繊維です。もともとは女性用のストッキングとして商品化されていましたが、研究・開発を重ねた現在では軽量・丈夫といった特徴を活かし様々な商品の素材に使用されています。汚れがつきにくく、吸水性が低いことから屋外・肌寒い日などにもってこいの素材となっています。

ナイロン素材の一番の特徴として、摩擦に強いことが挙げられます。強度はなんと、綿の約10倍と言われています。ポリエステル素材も耐久性に優れていますが、摩擦の観点ではナイロン素材の方が強く摩擦の負荷がかかりやすいアウトドア用品に多く使用されています。また、水・油・カビ・薬品など多くの外的要因に強く、お手入れが簡単であることもナイロン素材の特徴です。汚れてしまっても、水洗いや洗濯で基本的には綺麗な状態に戻ります。また、吸水性が低いため濡れてもすぐに乾く素材です。吸水性が低いデメリットとしては汗や湿気を吸収してくれないことです。肌に直接当たる商品としては不向きですし、汗をかく夏場は生地が張り付いて不快感を生む原因になります。

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編み方の種類

素材の編み方によって、Tシャツ生地の肌触りや性質が変わってきます。今回は8種類の編み方を解説していきます。

天竺

天竺(てんじく)とは、たて糸とよこ糸を交互に浮き沈みさせながら織る 「 平編み 」 生地のことをいいます。凹凸がなく表と裏がはっきりと違う編み目で横方向に伸びやすいのが特徴です。Tシャツに使われている生地で最も一般的な編み方です。天竺の由来は、インドで作られ日本に輸入された綿織物を 「 天竺木綿 」 と呼んでいたことが発端と言われているようです。Tシャツのほとんどが天竺生地で作られていて、オリジナルTシャツプリント加工もしやすい定番の編み方になります!

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鹿の子

天竺(平編み)の変化組織のひとつです。鹿の子絞りの織物に外観が似ていることから、このように呼ばれるようになりました。表編みと裏編みを交互にすることによって生地表面の細かな凸凹を表現しています。面ではなく点で肌に触れあっているため、肌に触れる面積が少なく通気性に優れています。ポロシャツの生地によく利用されています。

★鹿の子が使われているポロシャツはこちら

ハニカムメッシュ

蜂の巣状の凹凸のある編み目が特徴の編み方です。通気性に優れ、厚みがありつつもサラっとした肌触りです。汗をかいてもベタつかず着心地のよさを保ちます。綿とポリエステルの混合素材で編まれることが多く、スポーツ用のTシャツが欲しいけどポリエステル100%のツルツルとした肌触りや光沢感のある素材が苦手な方におすすめの編み方です。

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ポリエステルメッシュ/ダブルフェイス(ポリエステル)

片面は凹凸が無く、片面はメッシュのポリエステル100%の生地です。ポリエステル素材なので薄く、軽く、速乾性に優れた生地です。メッシュの細かな凸凹やスケ感は、見た目も手触りも爽やか。軽くて通気性があり、快適な着心地を維持できる生地です。吸水速乾素材で、スポーツ向きのドライTシャツなどに多く使われています。汗をかきやすい時期や屋外での使用に向いているTシャツ生地です。

★ポリエステルメッシュが使われているTシャツはこちら

インターロック

2つのゴム編みを裏合わせにした両面とも表地だけに見える編み方です。伸縮性に優れ、滑らかな肌触りで形崩れしにくいのが特徴です。両面編み、インターロック編みと言い、編地の表面が滑らかなところから「スムースと編み」とも言われています。オリジナルTシャツ業界ではインターロックドライTシャツという名前で、ポリエステル100%の素材で作られています。ポリエステルメッシュ同様、スポーツ向きのTシャツ生地です。

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フライス

「 ゴム編み 」「 リブ編み 」ともいわれる編み方で、横方向への伸縮性に富んでいるのが特徴です。フィット感が抜群で襟や袖口に使われることが多い編み方です。着心地がよくゴムのように伸び縮みする素材のためレディースTシャツや子供服のインナー等に採用されることの多い生地です。伸縮性が高いので体のラインが出やすい生地になります。

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裏毛

表面は天竺の編み目で裏面がパイル状の、スウェット・トレーナーによく使用される一般的な生地です。パイル部分が隙間を作り快適な着心地を生み出します。

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裏起毛

裏毛のパイル部分を毛羽立たせた生地です。起毛したことで繊維は厚みを増しボリュームが出ます。柔らかく保温性・防寒性にも優れた素材です。また、起毛することにより表面がきれいに仕上がり、オリジナルTシャツプリント加工がしやすくなります。

★裏起毛が使われているアイテムはこちら

オリジナルTシャツに使用される代表的な素材と特徴

オリジナルTシャツ制作に実際に使用されている代表的なTシャツの4つの素材とその特徴を紹介します。

サイズもカラーバリエーションも豊富な「ヘビーウェイトTシャツ085-CVT」

サイズもカラーバリエーションも豊富な「ヘビーウェイトTシャツ085-CVT」

オリジナルTシャツとして使用される素材の種類はさまざまですが、その中でも定番中の定番となっているのがヘビーウェイトTシャツ085-CVTです。こちらの素材はサイズ展開とカラーバリエーションがかなり豊富で、サイズが異なるオーダーにも柔軟に対応できます。洗濯に強く着崩れしにくい5.6oz天竺地を使用しており、杢グレーとアッシュ以外は綿(コットン)100%の素材なのでソフトな着心地です。コスパも良いので大量オーダーにも向いています。

コスパのいいドライ素材「ドライTシャツ300-ACT」

 コスパのいいドライ素材「ドライTシャツ300-ACT」

スポーツチームやサークル、アウトドアなどで着用するオリジナルTシャツを作るなら、ドライ素材のものがいいと考えている方も多いでしょう。こちらのドライTシャツ300-ACTは、メッシュ素材のポリエステルを100%使用した、吸汗性・速乾性が抜群の素材です。カラーバリエーションも豊富なうえ、ドライ素材の中では抜群のコスパを誇っています。 リーズナブルにドライTシャツでオリジナルTシャツを作りたいという方におすすめです。

着心地のよさと速乾性を求めるなら「ドライシルキータッチTシャツ5088」

着心地のよさと速乾性を求めるなら「ドライシルキータッチTシャツ5088」

チームウェアとして頻繁に着る機会があるようなオリジナルTシャツを制作したいと考えている場合、速乾性はもちろんですが着心地のよさも重視しましょう。「ドライシルキータッチTシャツ5088」はポリエステル100%の素材で吸汗性と速乾性にこだわりながらも、シルクのような肌触りのよさにこだわった1枚です。着心地がよいので、どんな場面でもストレスフリーで楽しめます。また白のカラーでも透けにくいのが特徴です。

無地アパレルブランドがこだわった最高の1枚「プレミアムTシャツ5942」

無地アパレルブランドがこだわった最高の1枚「プレミアムTシャツ5942」

無地アパレルブランドとして知られるUnitedAthleが素材や縫製、製造工程にこだわって作った代表的な1枚が「プレミアムTシャツ5942」です。一部カラーを除き、綿(コットン)100%の素材で製造しています。耐久性に優れているため、繰り返し洗濯するようなユニフォームとしてもおすすめです。
市販されているアパレルTシャツと同等のクオリティですので、いつまでも着用できる高品質なオリジナルTシャツを作りたいという方にぴったりなTシャツです。

目的にあった素材でTシャツを選ぼう

Tシャツの生地と素材の違いは分かりましたか?生地にはそれぞれ特性があり、素材や編み方によってTシャツの生地の肌触りや機能に違いが出ます。どの素材にもメリット、デメリットがあるので生地の特性を理解して自分の使用用途にあった素材・生地・編み方のTシャツを選べるといいですね。今回の解説をオリジナルTシャツ作成に役立てていただけたら嬉しいです♪ ( 今回紹介させていただいている素材にはすべてオリジナルTシャツプリント加工が可能です。 )

オリジナルTシャツ「 インファクトリー 」では着心地の良い綿素材のTシャツや、スポーツで大活躍のポリエステル素材のTシャツなどたくさんの種類のTシャツを取り揃えています。Tシャツの素材選びに迷った時はお気軽にお問い合わせください。オリジナルTシャツ作成のご相談、お見積もりは無料です。短納期でのご注文にも対応いたします。

Tシャツの素材選びに迷ったら、こちらの記事も参考にしてください!
【オンスってなに?オススメの厚さ】

 

Written by onogi

2021年5月23日 公開
2024年1月19日・30日 加筆・修正

 

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