文化祭や体育祭、球技大会などの学校行事を盛り上げるために欠かせないものとなっているクラスTシャツ。自分たちで考えたイラストをプリントするだけでも十分特別なアイテムになりますが、せっかく作るなら、よりオリジナリティを出したいですよね。そんな 「 名前入りのクラスTシャツ 」 ですが、たくさんの人の名前をプリントするにあたって注意するポイントが数点あります。オリジナルTシャツはオーダーメイド商品のため、万が一注文の際にミスがあっても返品や交換はできません。
せっかくの全員の名前が入ったクラスTシャツで間違い等起こらないために、しっかり注意ポイントを確認しましょう。
Contents
名前入りのクラスTシャツは2パターン
まず、名前入りのクラスTシャツには、「一人一人の名前を個別に入れるパターン」と「クラス全員の名前をまとめて入れるパターン」があります。
一人一人の名前を個別に入れるパターン
スポーツのユニフォームのようなデザインで、「クラスの一員である」という意識を強くしてくれます。他のクラスと被りづらいので、集団の中にいても目立つことは間違いないでしょう。
オリジナルTシャツを製作するとき、通常ですと「シルクスクリーンプリント」での印刷となります。しかし、1枚ずつデザインが変わる場合はシルクスクリーンだと割高になってしまうため、代わりに「カッティングプリント」を使用します。
カッティングプリントとは、専用のシートをデザインの形に沿って切り抜き、プレス機で圧着させる方法です。背番号や名前など、1枚ずつ異なる文字をプリントしたい時に重宝します。ただし、色見本にあるカラー以外ではプリントできない、筆文字や飾り文字は再現できないなど、シルクスクリーンに比べると制約が多くなっているので、注意が必要です。
▼カッティングプリントについてはこちら
https://www.infac-planning.com/process/cutting.html
クラス全員の名前をまとめて入れるパターン
よくあるクラスTシャツのデザインですが、全員の名前を一つにまとめることで一体感が出ます。一人一人の個性は弱まりますが、「クラスで一致団結して取り組む」という気持ちは高まりやすくなるでしょう。
こちらは全員共通のデザインですので、 「 シルクスクリーンプリント 」 で製作します。シルクスクリーンプリントとは、メッシュ状の版に孔(あな)を作り、孔の部分にインクを落として柄を表現するプリント方法です。カッティングプリントよりもコストが安く、プリント内容次第では1枚1,300円程度でプリント可能です。低価格で製作したいときにおすすめです。
▼シルクスクリーンプリントについてはこちら
https://www.infac-planning.com/process/silk.html
名入りのクラスTシャツを製作するときの注意4点
定期的にメールフォルダをチェックする
見積もりやイメージ図は基本的にメールで案内します。ラインなどの連絡ツールが発達している現代において、メールでやり取りする機会は少ないと思いますが、返信が遅れるとその分納期も延びますので、定期的にメールフォルダをチェックしましょう。また、インファクトリーでは見積もりの際、登録情報を管理するための 【 お客様番号 】 を発行しています。返信の際は、この 【 お客様番号 】 と 【 お名前 】 の記載を忘れずに!
名前の一覧はメール本文に書いて送る
手書きの文字や名簿を写真に撮った名前一覧から文字を打ち替えは行っていません。クラス全員の名前をプリントしたい場合は必ずメールの文章か、ワード等で、コピー・ペーストができる状態で送りましょう。英語で名前を並べたい場合は英語表記で名前を打ち込んでください。仮に【ようこ】さんの名前を英語表記に変える場合【YOKO】【YOUKO】【YO-KO】等、さまざまなパターンが想定されるため、こちらで打ち替えが難しいです。プリントしたい文字表記にそって全員の名前を送ってください。
誤字脱字がないか必ず確認する
オリジナルTシャツはオーダーメイドの特性上、製作開始後の変更や修正ができません。「1人だけ抜けていた」「名前の漢字/スペルが間違っていた」という場合も、そのまま進行しますので、原稿を送信する前に誤字脱字がないかどうか必ず確認しましょう。人数やスペルをチェックするときは、自分一人ではなく、友達や担任の先生などと一緒に行うと安心です。
Tシャツのサイズ感をしっかり確認する
いつもMサイズだからMサイズで!とサイズ決定する方も多いと思いますが、もう一度サイズをしっかり確認しましょう。Tシャツは品番によってサイズ感がそれぞれ異なります。普段買っているTシャツもメーカーごとにサイズが多少差がありますので、いつものMサイズと注文したい品番のMサイズのサイズが想像と違うこともあります。ちょっと手間はかかりますが、今持っているTシャツの身幅・身丈を測って、購入する商品のサイズ感と比べてみましょう。納品後にTシャツサイズの変更はできませんので、事前の確認がとても大切です。
また、1枚ずつ個人名を入れる場合、どの名前に何サイズを入れるのか、発注前にもう一度確認しましょう。名前とサイズが間違っているとせっかくの名入りクラスTシャツが着用できないこともあります。
お見積もり例
クラスTシャツを作るとき、デザインはもちろんのこと、金額も重要だと思います。特に学校側が代金を負担するのではなく、生徒たちでお金を集めて製作する場合はできるだけ安く抑えたいですよね。そこで、見積もり例を2パターン作成しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
製作条件
- ・アイテム:ヘビーウエイトTシャツ085-CVT
- ・枚数:30枚
- ・プリント内容:背中中央 30×30 1色
一人ずつ個別に名前を入れる場合
【アイテム代】
30枚×単価800円=24,000円
【カッティングプリント代】
30cm×30cm以内=単価2,000円×30枚=60,000円
送料 1,100円(北海道・沖縄以外)
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合計 85,100円(税込) 1枚あたり 2,837円(税込)
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カッティングプリントは、デザインの大きさによって価格が変わります。今回は30cm×30cm以内で計算していますが、プリントサイズを20cm×20cm以内に変更すると、1枚あたりの単価が2,500円以下になります。
全員分の名前をまとめて入れる場合
【アイテム代】
30枚×単価800円=24,000円
【版 代】
胸中央:横30cm×縦30cm=6,000円×1色=6,000円
【プリント代】
胸中央:1色200円×30枚=6,000円
送料 1,100円(北海道・沖縄以外)
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合計 37,100円(税込) 1枚あたり 1,237円(税込)
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シルクスクリーンプリントは、デザインの大きさや色数、製作枚数によって価格が変わります。プリント料金の都合上、29枚製作するよりも30枚製作した方が合計金額が安くなることが多いため、最低でも30枚以上まとめて注文すると良いでしょう。
※2024年2月時点(記事執筆時)の情報です。金額などは予告なく変更となる可能性があります。
まとめ
クラス全員で楽しい学祭を過ごすためにクラスTシャツは欠かせません。注意点をしっかり確認して、満足のいくクラスTシャツを着て学祭を盛り上げましょう!
Written by 湯浅
(2024.02.07岡田加筆)