オリジナルTシャツを作るとき、一体どのくらいの費用がかかるのか、自分ではなかなかイメージしづらいですよね。もちろん、業者に見積もりを依頼すれば金額は分かりますが、その前におおよその予算を把握しておきたい人も多いのではないでしょうか。
Tシャツの加工方法には 「 シルクスクリーンプリント 」 「 インクジェットプリント 」 「 転写プリント 」 「 カッティングプリント 」 「 昇華転写プリント 」 などがありますが、コストを抑えて格安で作りたいのであればシルクスクリーンでの製作がおすすめ!なぜかと言いますと、シルクスクリーンは製作内容によって価格が変動しやすいプリント方法だからです。
今回はシルクスクリーンプリントの費用項目や格安で製作するためのコツなどを解説していきます。
Contents
格安でオリジナルTシャツを作るにはシルクスクリーンプリントがおすすめ
そもそも「シルクスクリーン印刷」とは一体?
「版」を用いて商品にインクを刷り込む、伝統的でありながら人気の高いプリント方法です。メッシュ状の版にデザインの形に従って穴を作り、その穴の開いた部分にだけインクを落とし、商品へ印刷する方式となります。また、耐久性にも優れ、色落ちしにくく仕上がりも綺麗ですので、金額の面だけではなくオススメのプリント方法です!
シルクスクリーンは『黒なら黒、黄なら黄』と色がはっきり分けられているので、色の数だけ版を作る必要があります。版を作ってしまえば、あとは全てのTシャツにプリントするのみ!耐久性も良く、水洗いにも強く、安い!最強のプリント方法ですね。シルクスクリーンでプリントをする場合、費用として「アイテム代+版代+プリント代+送料」が発生します。アイテム代、版代、プリント代をいかに安く抑えるかが、格安Tシャツを作るポイントとなります。
版を作ってしまえば、あとは全てのTシャツにプリントするのみ!耐久性も良く、水洗いにも強く、安い!最強のプリント方法ですね。
版代を安くするためには?
上記でも述べたように、シルクスクリーンの場合「版」はデザインの色ごとに型を作る必要があるので、プリントの色数やプリント箇所が増えると、どうしても金額が高くなってしまいます。まずはデザインをシンプルに【1箇所1色】にすることが、安くするためのポイントとなります。
それでもせっかく作るんだから、2色ぐらいは使いたい!という方もいると思います。そんな時はTシャツの色を生かしてみるのはいかがでしょうか。
例えば緑のボックスの中に白字のプリントをしたいと考えている場合、黒のTシャツだと「緑と白の2色プリント」となります。ここで「白Tシャツ」にすれば、緑のボックスのみプリントすれば白の文字が抜けている状態になり、tシャツの色を使って白の文字をプリントしたように仕上げることができてしまいます。
少し工夫をしてみれば、1色でも2色でプリントしたようなTシャツができますので、tシャツの生地色をうまく使ってみるのもいいですね。
プリント代はどうやって決まるの?
上でも紹介したとおり、シルクスクリーンのプリントはTシャツの種類やプリントの色数で製作の費用が変わってきます。
もう一つ、プリント代も関わってきますが、ここでポイントになるのが「注文の総枚数」となります。シルクスクリーンといえば、同じデザインのプリントが他のプリント方法に比べて、一度に大量生産できるのが特徴となります。
もちろん1枚の注文も可能な業者が多いですが、1枚つくるのも、30枚つくるのも現場の作業時間としてはほとんど変わらないため、「合計枚数」によってプリント単価を設定し、沢山作れば作るほど単価を安く設定している業者が多くなっています。
100枚以上の大口注文の場合、お値引きも適用されることがあるので通常料金よりも更に安く作れることも!1枚あたりの単価を下げるには、多くの人に声をかけ、できるだけ注文枚数を増やすのもポイントです。
シルクスクリーンの費用項目
シルクスクリーンの料金内訳は 「 アイテム代+版代+プリント代+送料 」 と至ってシンプルです。それぞれの項目ごとに詳しく見ていきましょう。
アイテム代
Tシャツの本体価格のこと。商品ページに記載されている金額です。価格設定は品番によってバラバラですが、1枚715円〜1,045円程度が目安となります。
版代
デザインをTシャツにプリントするための「型」を作るときにかかる費用です。シルクスクリーンの場合、デザインの色ごとに版を作成しなければならないので、色数やプリント箇所が増えるとその分版代も上がります。
※版代は物品代ではなく、版を作成するための作業料金として受け取っております。時々、「記念に版を譲ってほしい」と言ってくださるお客様がいらっしゃいますが、版代をいただいても現物をお譲りすることはできませんので、ご了承ください。
プリント代
デザインをTシャツにプリントするための「インク代」です。版代と同じように、色数が増えると金額が上がります。また、ラメや蛍光、発泡などの特殊なインクでプリントする場合は別途料金が必要です。
送料
商品を発送する際にかかる費用で、発送先の都道府県や箱数によって変わります。通常ですと1箱990円ですが、北海道や沖縄にお届けする場合はこれよりも料金が高めになるため、注意してくださいね。
安く抑えるコツは?
業者の中には「◯◯円以上の注文で送料無料」「高校生なら無条件で学割適用」というところもありますが、恐縮ながらインファクトリーにはそのようなサービスはありません。そのため、製作費用を安く抑えるためには「アイテム代」「版代」「プリント代」がカギとなってきます。具体的にどのような方法があるかを紹介していきます。
1色1箇所プリントにする
先ほどお話ししたように、シルクスクリーンはデザインの色数が増えると、それに伴って版代やプリント代も上がっていきます。例えば胸中央にプリントする場合、1色のデザインなら版代は1版分で済みますが、2色のデザインだと2版、つまり単純に2倍の版代がかかるということです。プリント代も同様に、色数が1色増えるごとに料金が加算されます。版代やプリント代は製作費用に占める割合が大きいため、予算が限られているときはあまり欲張らず、「1色1箇所プリント」がベストです。
シルクスクリーン印刷の特性上、1つの版で一度に表現できる色は1色のみとなります。2色のデザインであれば2版、3色のデザインであれば3版必要になりますので、色数が増えると費用もその分上がってきてしまいます。
シルクスクリーンで格安にTシャツを作成したい場合は、デザインは1色にしていただくのが、費用を抑える一番確実な方法となります。1色と限られると、デザインを決めることが難しく感じられる場合もあるかもしれません。そんな時は、Tシャツ自体の生地色を生かしたデザインを考えてみると、デザインの幅が広がります。
たとえば日の丸をプリントしたいような場合、黒地のTシャツへプリントするとなると必然的に赤と白の2色プリントになりますが、赤地のTシャツへのプリントとなると、白1色で日の丸の再現が可能になります!また、使用用途によっては「ひとりひとり個性を出すために、プリントの色をバラバラにして作成したい!」なんてお話も珍しくありません。シルクスクリーンプリントの場合デザインが1色であっても、プリントするインクの色変えが含まれると、色毎に版のインクを洗い流す作業、調色の作業が増えてきますので、仮に10枚のご注文で10枚全部バラバラのプリント色で作成するとなると、プリント料金の計算がたいへん割高になってきてしまうのです。個性を出したいような場合は、プリントの色はすべて統一して、Tシャツの生地の色を変えて作成するというのがオススメになります。
大量に注文する
合計金額を抑えるのではなく、1枚あたりの単価を抑える方法です。アイテム代とプリント代は枚数によって変動しますが、版代は1枚でも100枚でも変わらないため、大量に注文することで1人あたりの負担額を減らせます。プリント代も枚数によって変動します。インファクトリーの場合ですと30枚からプリント代が安くなります。100枚以上ですとさらに大口割引が適用されます。注意する点は同じ制作内容で100枚必要ということです。
例えはプリント色が変わる場合、デザインが変わる場合は、それぞれの色、デザインで100枚ないと大口割引は適用にはなりません。同様にプリント単価の計算も同じ制作内容で何枚あるかで変わりますので例えは 白プリントが10枚 黒プリントが30枚の場合は 白プリントは「 10枚のプリント単価 」 黒プリントは「 30枚のプリント単価 」 となり同じデザインのオリジナルTシャツでも黒プリントの方が安く制作できます。そして同じプリント色で40枚作った方がお得になります。
デザインの色数を1色にする
シルクスクリーン印刷の特性上、1つの版で一度に表現できる色は1色のみとなります。2色のデザインであれば2版、3色のデザインであれば3版必要になりますので、色数が増えると費用もその分上がってきてしまいます。
シルクスクリーンで格安にTシャツを作成したい場合は、デザインは1色にしていただくのが、費用を抑える一番確実な方法となります。1色と限られると、デザインを決めることが難しく感じられる場合もあるかもしれません。そんな時は、Tシャツ自体の生地色を生かしたデザインを考えてみると、デザインの幅が広がります。
たとえば日の丸をプリントしたいような場合、黒地のTシャツへプリントするとなると必然的に赤と白の2色プリントになりますが、赤地のTシャツへのプリントとなると、白1色で日の丸の再現が可能になります!また、使用用途によっては「ひとりひとり個性を出すために、プリントの色をバラバラにして作成したい!」なんてお話も珍しくありません。デザインが1色であっても、プリントするインクの色変えが含まれると、色毎に版のインクを洗い流す作業、調色の作業が増えてきますので、仮に10枚のご注文で10枚全部バラバラのプリント色で作成するとなると、プリント料金の計算がたいへん割高になってきてしまうのです。個性を出したいような場合は、プリントの色はすべて統一して、Tシャツの生地の色を変えて作成するというのがオススメになります。
オプション料金の発生しないプランにする
シルクスクリーンの料金内訳は 「 アイテム代+版代+プリント代+送料 」 が基本ですが、プランによっては別途オプション料金が発生することがあります。オプション料金の代表例として挙げられるのは「特急料金」と「デザイン修正料」。特急料金は短納期で製作する場合にかかる費用で、デザイン修正料は手書きの原稿などをデータ化するときにかかる費用です。スケジュールに余裕を持たせたり、デザインを完全データで用意したりすることで、オプション料金をかけずに製作できます。
見積もり例(製作枚数20枚/1色1箇所の場合)
ここまでの内容を踏まえ、見積もり例を1つ案内します。
【製作条件】
- ・商品:ヘビーウェイトTシャツ 085-CVT ブラック
- ・枚数:20枚
- ・プリント内容:胸中央 30cm×30cm 1色
- ・お届け先:東京
〓〓〓 見積もり詳細 〓〓〓
【アイテム代】
20枚×単価800円=16,000円
【版 代】
胸中央:横30cm×縦30cm=6,000円×1色=6,000円
【プリント代】
胸中央:1色300円×20枚=6,000円
送料 1,100円
たたみ・袋詰め(半袖) なし
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合計 29,100円(税込) 1枚あたり 1,455円(税込)
※2024年1月時点の情報です。金額などは予告なく変更となる可能性があります。
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製作枚数が10枚であれば、アイテム代を「10枚×単価800円」に変え、プリント代を「1色300円×10枚」に変えることで金額が算出できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?シルクスクリーンプリントの料金内訳を理解していれば、見積もり依頼を出さなくても大体の金額を知ることが可能です。版代やプリント代の設定は業者によって様々ですので、一つの会社に絞らず、何社か比較しながら予算を決めていってくださいね。
Written by 湯浅