オリジナルTシャツを作る時、たくさんのプリント方法がでてきて、どのプリント方法を選んだらいいのか分からなくなりますよね。それぞれのプリント方法の特徴、メリット・デメリットがわかれば、どのプリント方法が一番自分に向いているのか自ずと分かってくるはずです!インファクトリーでオリジナルTシャツを作成する際に行なっているプリント方法についてまとめてみました。ぜひオリジナルTシャツを作る際の参考にしてみてください。
Contents
プリント方法1:シルクスクリーンプリント
シルクスクリーンプリントとは?
インファクトリーのメインのプリント方法です。古くからある一般的なプリント方法で、メッシュが貼ってある版に柄の形に合わせて穴を作り、上からインクを刷り込むプリント方法です。市販されているTシャツもこのプリント方法で作られていることがほとんどです。インクの持ちもよく、仕上がりの発色も抜群に良いので高品質なオリジナルTシャツを作成可能です。インファクトリーでは水性のラバーインクを使用していて、ざらっとした肌触りと少しの光沢感が特徴となっています。他のプリント方法では再現できないラメインクや、少し盛り上がったぷくぷくとした触り心地が特徴的な発泡プリント等もシルクスクリーンプリントなら再現可能です。
メリット・デメリット
メリットはなんといっても金額。単色のプリントの場合、一番安くオリジナルTシャツを作成できるのはシルクスクリーンプリントです。一度版を作ってしまえば、次回以降同じご製作内容で追加注文をして頂く際も版代はかかりません。また、他のプリント方法に比べて発色がとても綺麗なのもシルクスクリーンプリントの魅力!プリントの耐久性もナンバーワンなので、お店で売っているような本格的なオリジナルTシャツを作ることができます。プリント加工が可能な商品も、半袖・長袖Tシャツ(綿素材・ドライ素材)、ポロシャツ、パーカー、ブルゾン、その他アイテム全てに対応可能なプリント方法となります。
逆にデメリットは、グラデーションやぼかしの表現ができないことです。1色ずつ分かれているデザインでしたらプリントが可能ですが、色が混ざり合っているような表現はシルクスクリーンプリントでは再現できません。多色でのプリントなら得意ではありますが、枚数が少ないと色数が多いプリントは金額が割高になってしまいます。
オリジナルTシャツ作成時の平均単価は?
一般的なブラックのTシャツに1色30cmで10枚プリントした場合は1枚あたり1,700円程度、30枚プリントした場合は1枚あたり1,300円程度です。やはり1色プリントの場合は、シルクスクリーンプリントが圧倒的な安さになりますのでおすすめのプリント方法です。デザインの色数やプリント箇所が増えると大幅に金額が変わります。詳しくは料金シミュレーションをご参照ください。
料金シミュレーションはこちら
https://www.infac-planning.com/simulation/
プリント方法2:インクジェットプリント
インクジェットプリントとは?
紙印刷と同じ要領で、Tシャツ生地に直接インクを吹きかけてプリントするプリント方法です。フルカラーのデザインをご入稿頂いた場合、このプリント方法でプリントすることが多いです。ホワイトTシャツの場合は、生地にインクを染み込ませるので生地の風合いを生かした柔らかい触り心地の仕上がりになります。その他のカラーTシャツにプリントする場合は、専用の前処理剤を塗ってから白インクを塗布し、その上にデザインをプリントしますので、ブラックやネイビー等の濃い色のTシャツにも問題なくプリントできます。ホワイト以外のカラーTシャツにプリントした場合の触り心地はシルクスクリーンプリントの仕上がりに近いような、少しざらっとしたような仕上がりになります。
メリット・デメリット
シルクスクリーンプリントでは再現できなかったグラデーションの表現をとても綺麗にプリントできます。キャラクターやイラスト、写真なんかも得意なプリント方法です。版が必要なプリント方法ではないので、小ロットでオリジナルTシャツを作成頂いてもシルクスクリーンプリントほど金額が上がることはありません。
デメリットは、綿100%のTシャツ以外にプリントすることが難しい点です。ポリエステルやナイロン製の商品にはインクジェットプリントでプリントをすることはできませんので、綿100%のTシャツ以外にフルカラープリントでプリントをする場合は転写プリントでのご案内になります。ほかにも生地色等の影響により元データと色味が変わる場合もあります。入稿データを使用してそのままプリントしますが、全く同じ発色にならないこともあるので、どうしてもこだわりの色をプリントしたい場合はシルクスクリーンプリントでプリント色をPANTONEやDICで指定した方が確実です。
オリジナルTシャツ作成時の平均単価は?
一般的なブラックのTシャツに30cm以内で10枚プリントした場合は1枚あたり2,600円程度、30枚プリントした場合は2,400円程度です。ご製作枚数が増えても金額はあまり大きく変わりません。ホワイトTシャツの場合は、こちらの金額よりも500円程度安くオリジナルTシャツを作成可能です。何色使ってもこちらの金額なので、デザインの色数によってはシルクスクリーンプリントよりも安くなる場合もあります。
プリント方法3:転写プリント
転写プリントとは?
専用のシートにデザインをプリントし、その後アイロンプリントの要領で高温のプレス機でデザインシートとTシャツを圧着させます。素材に関係なくどの商品にもプリントできる万能なプリント方法なので、インクジェットプリントが対応していない生地でフルカラーのデザインをプリントする場合はこちらのプリント方法になります。プリント部分はインクジェットやシルクスクリーンに比べると光沢感があり、シートを貼り付けたような少し硬い仕上がりになります。
メリット・デメリット
どの商品にもプリントができる点が一番のメリットです。ブルゾンやTシャツ、ポロシャツにも同じ方法でプリント加工が可能なので、商品によって仕上がりが変わることもありません。また、ワンポイントの多色のデザインの場合はどのプリント方法よりも安くオリジナルTシャツの作成が可能です。フルカラーのデザインで小さくプリントを入れたい場合は、転写プリントが一番おすすめです。
デメリットは、大きくプリントしたい場合のプリント料金の高さです。10枚の場合だと、どのプリント方法よりも金額が上がってしまいます。
オリジナルTシャツ作成時の平均単価は?
一般的なブラックのTシャツに30cm以内で10枚プリントした場合は1枚あたり2,600円程度、30枚プリントした場合は2,400円程度です。30cm以内でしたらインクジェットの濃色プリントと金額は変わりません。
プリント方法4:カッティングプリント
カッティングプリントとは?
Tシャツプリント用のカッティングシートを、デザインに沿って専用のカッティングマシンで切り取り、デザイン以外の不要な部分を手作業で剥がしてから熱で圧着させるプリント方法です。サッカーやバスケットボールのユニフォームの背番号等に用いられることが多いプリント方法ですね。1枚ずつデザインが変わるプリントだと、シルクスクリーンでは1柄につき1版ずつ作成する必要があるため金額が大変割高になりますが、こちらの方法だと版を作る必要がないのでコスト面の悩みも解決可能です!
メリット・デメリット
1枚ずつ違う文字や番号を入れても金額が変わらないので、一人一人個性を出すことができます。名前や背番号はもちろん、自分の好きな言葉や役職等もプリントできますので、様々なシチュエーションで楽しめます。スポーツのユニフォームだけでなく、送別会やスタッフTシャツ等のオリジナルTシャツとしても使用できますね。
デメリットは、色数が限られている点です。シルクスクリーンプリントだと50色以上のインク色から選択可能、インクジェットプリントと転写プリントだとフルカラーでプリントができますが、
カッティングプリントは対応カラーは8色のみとなっています。すでに希望のイメージがある場合でもこの中から近い色に変更する形になりますので、当初の予想通りの仕上がりにならないこともあります。また、細かく複雑なデザインだとシートを切り取ることが難しいため、太めの直線的なデザインのプリントがおすすめなプリント方法です。
オリジナルTシャツ作成時の平均単価は?
一般的なブラックのTシャツに30cm以内で10枚プリントした場合は1枚あたり2,800円程度、30枚プリントした場合も2,800円程度です。カッティングプリントは基本的に何枚プリントしても金額は変わりません。100枚以上での大量注文の場合はお値引きが入る場合もありますが、デザインや納期によって変わりますので詳しくは担当のスタッフやホームページからご相談ください。
まとめ
いかがでしたか?それぞれのプリント方法で得意なデザインや向いている条件がまったく変わってきます。どのプリント方法でのご製作でも自信を持ってオリジナルTシャツをお届けしますので、ご自身のデザイン、条件に一番合っているプリント方法を探してみてください。インファクトリーでご注文いただく際は、ご使用いただく商品やデザインを拝見して適切なプリント方法をご案内致します。担当スタッフとお気軽にご相談いただき、素敵なオリジナルTシャツを作成しましょう!
Written by 岡田
公開 2021年4月13日
修正 2023年11月28日
加筆 2024年1月26日