今回はインファクトリー のベテランシルクスクリーン職人、磯谷さんにインタビューしました。インファクトリーの短納期の秘密から、職人の働き方まで聞いてみたいと思います。磯谷さん、今回はよろしくお願いします。
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最短納期を実現するために心がけていることは?
私が心がけていることは、3つあります。
1つ目に、納期の管理です。
翌日の入荷状況をみて、どこまで仕事を進めて行くか皆で相談して決めます。 翌日、翌々日出荷までは当日に終わらすようにします。当日出荷などは、午前中には終われるように対応をします。
2つ目に、情報の共有です。
受注、製版、プリント加工においてそれぞれの部署と積極的にコミニケーションを図り、円滑に作業が進めるようにしています。
3つ目は、不良品を出さないことです。
不良品が出ると、作業内容が始めからやり直しになるので、不良品を出さない様に最新の注意をしています。版、インク、着せ位置など様々チェックをしてからプリント作業に入ります。
インファクトリーってどんな会社?
時代に合わせて柔軟に対応している会社だと思います。最新の機械を導入し、作業レーンを増やすなど、積極的に設備投資をし効率的に作業が進むように環境を整えています。若い社員も多く、アットホームな雰囲気の会社なので働きやすいと思います。
昨今のコロナ禍の中で、いち早くリモート出勤を取り入れ、工場の人員配置など密にならいよう危機管理がしっかりしています。休みに関しては、繁忙期は忙しく肉体的にハードですが、閑散期などは長期休暇があります。私は長期休暇を利用して、新婚旅行に行きました。閑散期には、休暇が取得しやすく気兼く休暇を満喫出来ます。
さらに、育児休暇が貰えます。男性でも育児休暇が取れる環境があります。家族手当など妻帯者にも優しい会社です。新しい事を積極的に取り入れて、時代と共に対応していく変化を恐れない会社だと思います。
プロフィールを教えてください。
磯谷明宏です。 年齢は38歳。ただ今、育児休暇を取得して育児奮闘中の新米オヤジです。毎日、オムツ替えやミルクやりなど、アタフタしなからも楽しく過ごしております。家事育児に自分も携わってみて、改めてその大変さを感じました。夜泣きや、夜中のミルクやりなど睡眠時間もなかなかとれません。ただ、それ以上に日々成長していく我が子を間近で見れるのは、格別の嬉しさと喜びがあります。
趣味は、美術観賞や体を動かすこと。自然美を見ることです。今は、バンクシー展にめちゃくちゃ行きたいですがコロナ禍なのでもう少し落ちつくまで辛抱です。子供が、もう少し大きくなったら一緒に金華山に登りたいと思っています。
私は、今年で入社8年目になります。前職は、アパレル関係で休みも少なく、毎日深夜まで必死に働いていました。リーマンショックから、アパレル業界もより厳しくなり先行き不透明な状態。就職氷河期世代ゆえ仕方ない、そんな風に考えながら日々過ごしていました。
しかし、そんな中で30歳を期に、転職を決意!!トラック業務か、介護、土木建築など転職を考えて迷っていた時に、友人に、誘われてこの会社に入りました。もともと、絵やデザイン的な物に興味があり、物を作る仕事で面白そう。やるだけやってみようと思い入社しました。
最初はうまく馴染めるか不安でしたが、若い社員が多くアットホームな環境だったのですんなり職場に馴染めました。慣れない仕事で苦労はありましたが徐々に慣れていき仕事もこなせるようになってくると、より仕事が楽しくなっていきました。結婚をして、子供が産まれて背負う物も出来たので日々精進して仕事に励んでいきたいと思ってます。
あなたの仕事内容は?
私の仕事内容は、主にプリント加工と版合わせのサポート、納期の管理をしてスムーズに作業が進むようにしています。お客様から、営業が受注を受けデータ加工され製版、版合わせ、プリント加工、の流れで作業が進んで行きます。プリント加工では指示書を確認して、レーンに並べられた、Tシャツを1枚1枚手作業で丁寧にプリントして行きます。Tシャツの着せ位置、プリント色、プリント位置、版のデザインのチェック、インクの固さなど様々なチェックをして、プリントをします。
この時に、しっかりチェックをしないとミスにつながるのでチェックは重要です。プリント加工に関しては、柄の掠れや潰れ、ゴミがないかを気をつけてながらプリントをします。又、多色刷りの場合は柄の重なりが空いたり、ズレたりしないように、しっかり柄を合わせる注意が必要です。プリントが終わったら乾燥をさせて終了です。
乾燥に関して注意する点は、商品により乾燥時間を変えたり、その時の天気によって乾きにくかったりするのでその都度、適切な乾燥をさせることが大切です。版合わせは、営業からの指示書と、製版から出来上がった版をチェックし着せ位置、プリント位置を版に記入をして工場が作業出来る様に指示をします。納期管理は、現場の進行状況などを把握して、仕事の入荷状況を照らし合わせ仕事の進め具合を決めて行きます。
仕事のやりがい、どんな時に感じますか?
お客様に喜んで貰えた時です。特に、弊社のホームページのお客様の声で、皆でおそろいのTシャツを来て楽しそうな写真と感謝のコメントを見ると、とても嬉しくやりがいを感じます。又、テレビや雑誌、普段の生活の中で、自分がプリントした商品を着ている人を見るとよりリアルに自分の行った仕事が実感出来ます。ミスをして、落ち込んだりする時もありますが、お客様の感謝の声などを耳にすると、また頑張ろうと気持ちの切り替えが出来ます。
プリント技術に関しては、丁寧で綺麗なプリント加工など、技術的にもまだまだ進歩して高みを目指していけるところ。どこよりも早く、どこよりも良い商品を、適切な価格で、最高のサービスでお客様に喜んで頂く事が出来るように日々取り組んでおります。
最後に
笑顔が素敵な磯谷さんにお話をお伺いしました。育休中にインタビューにご協力いただきありがとうございます。お子様が生まれたばかりでとても幸せそうでした!
現場への復帰は一年後の予定ですが、趣味の美術鑑賞で磨かれたセンスで、シルクスクリーン印刷の腕もどんどん上達していました。これからも穏やかで優しい人柄で工場をのみんなを引っ張っていっていただきたいです。新婚生活&育児休暇を楽しんでください!
Written by 岡田