文化祭や体育祭、卒業記念の思い出などに、様々な場面で活躍するクラスTシャツ。せっかくなら、オシャレで注目を浴びるTシャツを着て、周りと差をつけたいですよね。でも、クラスTシャツが初めてのオリジナルTシャツ作りになる方も多いはずです。いざ作るとなると、どんなデザインにしたらいいのか迷ってしまいませんか?
今回は、クラスTシャツを作るにあたって、デザイン作成時のポイントやデザイン案を紹介します。
クラスTシャツを作ることになった時には、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
デザインの入稿方法
デザインの入稿には、大きく分けてアナログとデジタルの2種類があります。クラスTシャツに重点を置きますと、 「 手書きのデータ 」 と 「 JPEGなどの画像データ 」 の2種類でのご入稿が多い為、今回はこちらの2種類のデータを中心に、デザイン作成する上でのポイントを紹介いたします。デザインを作る前に、ぜひ一度確認してみてください。
手書きの場合
特別なソフトや難しい技術の必要ない、一番手軽な入稿方法です。丸や四角などの図形の中に文字を入れるなどの単純なデザインであれば、業者側で修正をかけることも可能な場合もありますが、基本的には手書きのデザインの場合、いただいた入稿データをそのままプリントいたします。
鉛筆やクレヨンなどで書いたくっきりしない線は、データ化したデザインの一部が際に擦れてしまったり、線がなくなってしまったりしてしまうため、 「 黒のサインペンでくっきりと線を描く 」 のが一番大事なポイントです。
2色以上のプリントの場合、 「 色の指示の方法 」 にも注意が必要です。ご入稿いただくデータには色をつけず、黒1色の状態でのご入稿をいただようお願いいたします。場合によっては、デザインを書き直して再入稿をお願いしなければならないようなこともございますので、手書きでデザインを作成する際には色の指示の方法に要注意です。
そのほかにも入稿方法には様々な注意点がございますので、一度ホームページの入稿方法に目を通していただくようお願いいたします。
入稿方法 URL:https://www.infac-planning.com/design/submission.html
JPEGなどの画像データ
インターネットのデザイン作成サービスや、アプリなどを使ってデザインを作成する際に一番注意したいのが 「 画質 」 です。入稿データは、実際にプリントしたい大きさ(実寸)よりも大きなサイズのものをご用意ください。
実寸よりも小さなデータであったり、解像度が低いデータでのご入稿になりますと、元データの再現性が落ちてしまうなど、仕上がりに大きな影響が出てしまいます。
「 実寸以上のサイズ 」 かつ 「 300dpi以上 」 を目安にデータを作成していただくようお願いいたします。一見綺麗なデータに見えても、40cmなどの大きなサイズでプリントをすると、細かい部分の再現が綺麗にできなかったりしますので、注意しましょう。
クラスTシャツデザインのアイデア集
クラス全員の名前をプリント!
クラスTシャツで人気が高い定番のプリントは、クラス全員の名前をプリントするデザインです。お手軽に 「 世界に一つ 」 の特別感を出せますし、仲間意識を高める効果も期待できます。ただし、名前に間違いがないか、抜けているクラスメイトは居ないかどうかは絶対に確認をしてください。
1人が代表して確認するのではなく、デザインをクラスメイト全員に見せて、自分の名前に間違いがないかを確認してもらうことをオススメします。また、全員文の名前を紙などに書き並べるのではなく、間違いなく伝達ができるよう 『 コピー&ペーストが可能なメールなどの書面 』 にて名前のリストを送るようにしましょう。
既存のデザインサンプルで依頼する
なかには、そのまま使用可能な 「 デザインサンプル 」 を公開している業者もあります。な〜んにも思いつかない!お手上げ!の状態になってしまったら、そういったサービスを活用するのも全然アリです。インファクトリーでもデザイン集を公開しておりますので、迷っている方は是非参考にしてみてください。
デザイン集URL:https://www.infac-planning.com/design/designsample.html
スローガンなどの文字をプリント
体育祭であればクラスのスローガン、文化祭であれば発表内容に合わせたタイトルやイラストをプリントしてみましょう。書道部の仲間に筆文字でかっこよくスローガンをデザインしてもらったり、美術部の仲間に相談したりしてみましょう。ただし、気が進まない子に無理に頼み込んだり、1人のクラスメイトに一任するのはやめてあげましょう。みんなで案を出し合って、ああでもないこうでもないと悩みながらデザインを考えるのも楽しみの一つです。
個別の名前や番号を入れる
1枚1枚違う内容のプリントをすることも可能です。その場合、 「 カッティングプリント 」 という方法が最適!カッティングプリントは、カッティングシートという専用のシートをデザインの型に切り抜き、プレス機で圧着させるプリント方法となります。
ただし、選べる色や文字がシルクスクリーンプリントなどに比べると少なく、1色プリントのみの対応となるため注意が必要です!
料金もシルクスクリーンに比べると高くついてしまうことが多い為、まずは大体の金額を知るためにも業者に見積もりを依頼してみるといいかもしれません。
参考までに見積もりの例を紹介します。
※料金は2021年2月現在の情報となります。金額などは予告なく変更となる場合がありますのであらかじめご了承ください。*2023年11月修正
例)シルクスクリーンプリント 1色1箇所(30cm×30cm以内)でTシャツを30枚制作した場合
【アイテム代】
定番Tシャツ:800円×30枚=24,000円
【版代】
30cm×30cm=6,000円×1色=6,000円
【プリント代】
30枚以上:1色200円×30枚=6,000円
【送料】
1,100円〜
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▶︎合計 37,100円(税込) 1枚あたり 1,237円
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例)カッティングプリント 1色1箇所(30cm×30cm以内)でTシャツを30枚制作した場合
【アイテム代】
定番Tシャツ:800円×30枚=24,000円
【プリント代】
2,000円×30枚=60,000円
【送料】
1,100円〜
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▶︎合計 85,100円(税込) 1枚あたり 2,837円
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カッティングプリント詳細:https://www.infac-planning.com/process/cutting.html
注意!デザインの著作権について
オリジナルTシャツのデザインをする際に、業者側として特に注意してもらいたいのが 「 デザインの著作権 」 です。ブランドロゴや企業ロゴ、漫画やアニメなど版権にかかわるキャラクターは、使用許可を得ていない場合プリントをすることはできません。また、元のデザインを改変したような 「 パロディ 」 や 「 オマージュ 」 のデザインもあまりオススメはできません。
著作権法第35条に 『 学校の授業の過程として使用する場合は著作者に許可を取らず使用が可能 』 とありますが、学校行事で使用することを目的としたクラスTシャツとなると、授業の一環として認められにくく 「 著作権の侵害 」 に該当してしまいます。
また、クラスTシャツのように営利目的で製造されたTシャツでなくても、 「 依頼をしたお客様 」 と 「 依頼を受けた業者 」 の間で金銭のやりとりが発生してしまうため、著作権の侵害に該当する可能性が大変高いのです。
せっかく考えたデザインがボツになってしまうと悲しいので、デザインを考えるときには著作権には要注意!著作権に問題がないとはっきり断言できるもの、できれば完全にオリジナルのものを採用するようにしましょう。
まとめ
クラスTシャツの作成時のポイントやデザイン案をいくつか紹介させていただきました。何か素敵なアイデアが浮かんできたのではないでしょうか?デザインに迷ったら、紙に書き起こしたり、デザイン作成のサービスやアプリなどを使ってクラスのみんなで相談してみましょう。他にはない自分たちのクラスだけのオリジナルデザインのTシャツを着れば、イベントをより盛り上げることもできます。
そして、クラスTシャツはイベント後にも形として残る大切な一枚です。卒業した後にも、Tシャツをみて当時の思い出を振り返ることができます。思い出に残る一枚を、ぜひ自分の手でデザインしてみてくださいね。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
Written by 小林
公開 2021年2月20日
修正 2023年11月21日